予 想 外 、の ち 。 (( Kei ))

22 Cal ページ22

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寒さが増して、この季節になるとみんな廊下に出たがらない







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「やっべっぞ」






佐「どうした」






「教科書忘れた、ちょっと大ちゃんに借りてくる！」






佐「はい、いてら」







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くぅ〜〜、なるべく教室から出たくないのに






早歩きで大ちゃんの教室に向かう







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伊「与田さんそれ競歩？」






「え」







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すぐ後ろに伊野尾くん





ケラケラ笑ってるけど、え？







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伊「歩くの早すぎじゃね？」






「寒いんだもん」






伊「ふぅん、じゃあ急ご」







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んん？伊野尾くんも教科書忘れたのか





伊野尾くんはてっきり中島くんに借りるのかと思ってたけどどうやら違うみたい







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有「ほいよ」






「大ちゃんありがとう！」







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大ちゃんから教科書借りるとき教室覗いたけど普通に中島くんいるし





伊野尾くんはその隣のクラスにいる





なんでだろ、





気になって戻るとき聞いてみた







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「誰に借りたの？」






伊「ん？知念」






「中島くんに借りれば良かったのに」







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そう言ったら伊野尾くんは一瞬困った顔をして







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伊「…与田さんと裕翔が接触してるとこ見たくねぇもん」







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