渋 谷 君 、 な に 聴 い て る の ？ ((赤))

おまけ ページ40

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「っ、おはよう!」




渋「…寒いな」





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…!!




会話を振ってくれた





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「ね、寒いね!!」




渋「…ふ、寒そうに見えへんけど」





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いや、正直言うと今全然寒くない




だってなんかドキドキしてそれどころじゃないもん





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「ごめん、今寒くないや」





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やっぱり嘘は駄目かな




そう思って言いなおす





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渋「なんやねん、笑」





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はははっ、て




渋谷君が笑った





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すかさず丸ちゃんを見ると親指を立ててくれた





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丸「Aちゃん渋やんにドキドキして寒くないんやてー」




「ちょ、丸ちゃん」





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図星すぎて言い返せない




丸ちゃん何者





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渋「え、」





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渋「そうなん?」





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大きな瞳につかまった




これはもう




逃げられない





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静かにうなずくと渋谷君は小さな声で「まじか…」と呟いて



手をグーにして口に当てた





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◇なんでこの2人こんな初々しいんやろ…

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