面倒くさくてごめんね。((Ht))

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寒くて中々布団から出られなかった朝
伸ばして手に取った携帯で時間を確認すれば誰かから連絡が届いていた







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アプリを開いてやっと分かる送り主に心臓が簡単に高鳴った







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松村北斗起きてる?







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朝の9時ちょっと前、松村くんが送ってきたのはそれより1時間前





朝に起きてる？って変な感じだなって思いつつ体勢を変えて返事を打つ







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A今起きたよ







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一体なんの用なのか分からないし、まだ頭が起きてない状態で送るけど返事はすぐに返ってきた







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松村北斗おはよう

松村北斗今日モーニング、来ない?

松村北斗って言おうとしたけど普通に無理だよな







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ポンポンポンポン、と送られてきた文字たちでどんどん目は覚めてきて





なにがなんでも行きたいのに時間的にギリギリで確かに無理そう







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A行きたいけどギリギリになりそう…

松村北斗だよな

松村北斗12時までなら多分いるからもし良かったらどう?







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"慎太郎も来るから"って補足で付け足してきた松村くん





私はすぐに布団を出て洗面所に向かいながら"わかった、行くね"と返事をした





きっと用事があるんだろうと思いながらも寒さに勝てたのは松村くんのおかげだな







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今日はゆっくりしようと思ってたけど、そんな予定は簡単に崩れて10時半には家を出ていた






会いたいだけでこんな行動力 初めてな気がする







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ふわふわした気持ちを抱えてお店をドアを開ければ
眼鏡をかけた松村くんがいた







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『あ、いらっしゃい』





「おはよう…」





『慎太郎カウンターに座ってるよ』





「あ、シフトじゃないんだ？」





『俺と入れ違いなんだよね、暇だから時間潰してるらしい』







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朝から眼鏡姿の松村くんを見れると思わなくてびっくりしたけど、保て平常心






どうせなら慎太郎と喋ってようと思って私もカウンターに案内してもらえば"おー来た来た！"なんて元気な慎太郎が出迎えてくれた







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「休日の朝から慎太郎に会うとはね」





『俺も同じ気持ち』







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なにを頼もうかな、ってメニューを見る前に
松村くんが声をかけてきた







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