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駅に着いたはいいものの、電光掲示板を見れば次にくるのは急行を飛ばして10分後で私は近くのベンチに座って待つことにした
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音楽を聴きながら適当に携帯を見たりして時間を潰してると視界の隅に誰かの足元
うちの制服だって思ってたらジェシーくんが一人で立ってて私のとこに来た
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『まだ電車来てなかったんだ』
「うん、」
『急行乗る？』
「あ、私のとこは止まらないから乗らないかな」
『あ、そうなんだ、じゃあ俺もそうしよ』
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よいしょ、とジェシーくんは当たり前に私の隣に座って一緒に待とうとしている
ジェシーくんの言い方だときっと急行でも大丈夫なはずなのに、わざわざ私に合わせるようなそんな感じがして
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「みんなは？」
『まだ騒いでるよ、俺だけちょっとね(笑)』
「そうなんだ」
『あ、これいる？さっき樹が奢ってくれたやつ』
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そう言って手に持ってたメロンパンを差し出してきたジェシーくん
こういうのって貰っていいやつなの？
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「いいの？」
『もちろん！』
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ニコッと嬉しそうにしてジェシーくんは私に渡してくれて、また満足そうにしている
…かと思えば、
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『…ていうかさ、』
『…名前で呼んだの嫌だった？』
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って、急に寂しそうな顔で聞いてくるの
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なにをおっしゃってるの
嫌なわけがないじゃん！嫌がる人なんてどこにもいないのに、本人は心配そうな表情を浮かべている
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「全然！嫌なわけないよ！」
『ほんとに？気遣ってない？』
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グイッと距離を縮めて疑ってくるジェシーくん
こんなときまでかっこいいなんて卑怯だ
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「ほんとに！嬉しかったよ」
『…まじ？』
「うん…」
『まじかー…』
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そっかそっか、って一人で頷いて安堵の表情
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『さっき全然目合わなかったから、嫌われたかと思った』
「…えっ、いや、そういうんじゃなくて、皆に見られて緊張しちゃって」
『え？(笑)なんだあ、そんなことかあ』
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ジェシーくんに名前呼ばれて意識しちゃってたなんて言えるわけもなく
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真城(プロフ) - やな子さんのお話まだ読めると思ってなくて久々に占ツクログインしてよかったです最高でした(T-T) (2022年5月24日 0時) (
レス) @page50 id: 21497d2147 (このIDを非表示/違反報告)
オピニオン - 関ジャニ推してた時からやなこさんの小説読ませていただいてて、eighter辞めて、ふらふらしてたら面白そうな小説見つけて、よんだらやっぱり他の方とは比べ物にならないくらい面白くて、作者見たらやな子さんでした！大好きです！ (2022年3月13日 1時) (レス) @page50 id: 9667465617 (このIDを非表示/違反報告)
7(プロフ) - 結末をピュアな2人で終わらせてくれてありがとうございます、、私もこんな高校生活送りたかったです笑、やっぱりジェシーは爽やかで紳士的なイメージがあるのでこの高校生ジェシがとてもピッタリでした、、素敵な作品でした！ (2021年7月11日 0時) (レス) id: 379fbaa945 (このIDを非表示/違反報告)
リョウキキ(プロフ) - もっともっと読みたいくらい最高でした！周りの5人がちゃかす感じがリアルで青春を感じました！素敵な作品をありがとうございます。Twitterフォローさせて頂きます！ (2021年4月10日 7時) (レス) id: 552f694a77 (このIDを非表示/違反報告)
やな子。(プロフ) - ぶどうさん» はじめまして！一番ですか！？とっても光栄です...（泣）話数の問題でちょっとしか書けませんでしたが私ももっとその後のお話書きたいのでどこかで書けたらなあと思います！ありがとうございます！！ (2021年4月6日 19時) (レス) id: 0de10574cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やな子。
| 作成日時：2021年2月28日 11時
