不安定なロマンス。((Js))

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え…あ…







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「うん！しよう！ちょっと待ってね、机にあるから」







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完全に気抜いてた！あんなことがあったのに懲りずに携帯は机の上！私反省しただろ！






急いで机に戻ってワークを置いて、そのまま携帯を手に取ってジェシーくんの元へ






渡辺くんに白い目で見られたけど気にしないから！







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「お待たせしました」






『へへ、お待ちしてました』







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ふへっ、て柔らかい笑みを浮かべるジェシーくん






わざわざ来てくれて、連絡先まで







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なんでここまで？







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「これ読み取れるかな」






『んー？待ってね』






『あ、きたきた』







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私が差し出した画面のQRコードを読み取ると、ジェシーくんはパッと明るい顔になって自分の画面を見せてきた







そこには私のLINEのアイコン







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『追加するね』






「うん」






『きた？』






「…あ、きたよ！」






『よかったあ、よろしくね』






「こちらこそ！ありがとう連絡先」







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夢に見てたジェシーくんの連絡先






新しい友達のとこに嬉しい通知







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なんか目の前で携帯いじってるなって思ってたらそのまま私のLINEに届いたジェシーくんからのスタンプ






めっちゃ笑ってるお猿のスタンプで、森本のストーリーで見るジェシーくんみたいだ







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「ジェシーくんに似てるね」






『ええ？俺？(笑)』






「言われない？」






『言われる(笑)』







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恥ずかしそうに控えめに笑ってるけど、やっぱ私には見せてくれないんだなあ







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「森本のストーリーとかでよく見てたよ」







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嬉しいことは沢山あるのに






それと同じくらい気になることもある







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他の子と私はどう違うんだろう？






距離を縮めてくれてるのかと思いきや、見えない線を引かれてるような







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『まじ？そうなの？』






「うん(笑)実はね」






『うわあ、まじか』







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初めてジェシーくんと会話をした日を思い出した






"最悪…"とでも言いたそうな、あのときの表情







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『あんま見ないでよ俺のこと』







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あ、言わなきゃ良かった






って思った







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