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『失礼します、大倉先生いらっしゃいますか?』
…放課後。
薄情にもさっさと帰りやがった友達と別れ1人、大倉先生との地獄の時間を過ごしに職員室へ
嫌やなあ、なんて思いながら扉を開ければ、
丸「はいはーいってあれ!Aさんやん!」
『丸ちゃん!』
職員室の扉のすぐ横の席に座ってたのは優しい優しい社会の丸山先生がいてテンション回復
いつも明るくて面白くて、みんなから丸ちゃん丸ちゃんって呼ばれてすっごい好かれてる先生で、私も大好き。
丸「おーくらに用事?珍しいなあ〜」
丸「けど今おーくらおらんのよ〜〜」
『え?!呼び出しといて?!』
噂では丸ちゃんと大倉先生はなんでか知らんけどいつも仲良しで、2人ともイケメンやから見る分には女子生徒からは大人気のコンビ。
『も〜〜ほんま丸ちゃん!人のこと呼び出しといて留守はないよな?!』
丸「なにぃ、大倉の話?(笑)」
『てかほんま性格悪い、、顔が良いからなんとか保たれてるけどさ?!』
『てかあの人感情ある?本気で笑ったことある?』
丸「…あ」
『今日も一旦私のこと上げといて一気にズドーンって落としてきてさ?!って丸ちゃん聞いてんの?!』
いつものテンションで丸ちゃんに話してたら、最初はうんうんって相槌を打ってくれてたのに途中から丸ちゃんの目が泳ぎ始めた。
『丸ちゃんどしたん?』
体調でも悪なったんかと思って、一旦大倉先生の愚痴をやめて丸ちゃんにこう、聞いた時
大「性格悪い無感情イケメンでごめんな?(笑)」
…また、背後から乾いた笑いとともに悪魔の声が
『…嘘って言って』
丸「……」
『AA、逃げ出す3秒前』
『さん、にぃ、いち、「丸こいつ連れてくけどええ?」
なんとかネタ線に持ってって逃げる作戦実行したけど無理やった
丸ちゃんは逆らえへんのかなんなのか、どうぞどうぞなんて言うし、大倉先生は「ん」なんて言って私の手首を掴んで廊下へ。
…全然きゅんってこーへん!助けて!丸ちゃん!
心の奥底で丸ちゃんにヘルプを出すけど届くわけもなく
私は後ろ向きにどんどん廊下を進んでく。職員室の丸ちゃんとの距離は開き、、
…ほんまヘルプミー!
大「はいこれ」
『…これは?』
そして大倉先生に引きずられること3分
古典の資料が図書室並みに本棚に並んでいる部屋の小さな机に座らされてる現在時刻17時30分
目の前には夏休み課題の倍以上のプリントの束。
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蒼葉 - 続けてのコメントですみません(>_<) 別の作品の所に沢山の書き込みをしてしまい ごめんなさい...。 (2020年1月18日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 ここ数日で物語続きから最後まで一気に読んじゃいました。 物語は完結してしまいましたが...。 その後の3人が気になります。 (2020年1月18日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 物語読んでいて一つお聞きしたいことがあるのですが...。 『鈍感力』でマネージャーさんが出て来るので すが...。 今までは名前表記だったのに何故ここだけ マネ表記に変わったのでしょうか? (2020年1月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 がむしゃらに前向きにのここの部分 私が今いるのは大坂の病院。 これ正しくは大阪ではないんでしょうか? (2020年1月16日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉 - またまた続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 物語読んでいて途中から物語のに出て来るほとんどの○○sideが全てsaidになっていますよ? (2020年1月16日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やな子。 x他2人 | 作成日時:2018年8月11日 3時