2日目 ページ2
.
僕らは学校も一緒だけど、歳も違けりゃ学年も違う.
だから1〜4限目までシクシクAに会えないのを我慢して、給食の時間になればすぐにAのいる学年にいく.
『…あ、オッパ〜?』
そこら辺の購買で買ったのか、フルーツサンド片手に僕を見つけると微笑む.
教室の外から見ているので、当然周りの奴らは僕達を凝視する.
…嗚呼自慢じゃないけど、僕こう見えて学校中のヨジャから人目置かれているんだ、正直どうでもいいけど.
「…A、何食べてるの?」
見つめつつ、Aの近くにいる…
誰だ????
あの無愛想でムカつく顔のナムジャは.
『購買の.… マシッソヨ、』
はむはむと噛んで言って.
「オッパにも一口頂戴?」
扉の前でこんなこと言い続けると周りのヨジャが、もう.
うるさいっての.
『…オッパ今日どうしたの?』
「お前こそ、そこで食べてないでこっち来てよ!!」
引いた振りをするA.
「嗚呼…煩えな、お前のヒョン?」
さほど僕達は離れてないので隣のムカつくナムジャの声が聞こえた.
は?何が煩いって?
『嗚呼…赤の他人』
「A…チッ…」
流石にヤバいって分かってても、駄目なのに勝手に下学年の教室へ我が物顔で入ればAの腕を引っ張って、廊下へ連れ出した.
落としたパンなんか知らない.
勿体ないけど.
『…オッパ!!!』
「お前ってば何なの!?…ッ、僕がどれだけお前のこと愛してるか分からないんでしょう!?何なのあのムカつく…嗚呼最悪」
Aは緩く目を見開くと、息を吐く.
『…オッパ、』
.
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←1日目
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にむ | 作成日時:2019年12月1日 1時