あけてもらう日 ページ37
『う〜〜ん』
ばにらと別れて帰宅後、ソファで唸る私。
ピアスを買ったので久しぶりに耳に新しい穴を開けようとしていた。(ピアッサーを買って帰宅した)
ここら辺か、いやここか？などとしているうちに随分と時間が経っていた。
よし、ここに決めた、そう意気込んだ時、リビングの扉が開いた。
「飯どないする〜？って、なにしとんの？」
そう話しかけられて耳元から手を離す。
『すごいタイミング…。穴、新しく開けようと思って』
「ピアスホール増やすん？」
邪魔してすまん、と言いながら私の隣に腰掛けるだるま。
『そうそう今3個だから、4個にしようと思って』
「俺が開けてやろっか？」
隣に座るだるまがこちらを見て言う。
『画鋲で開けないよね…？』
「あれは昔な！ほら、ピアッサー貸してみ」
だるまが画鋲で開けたという話は有名な話だったので、怖いと思いつつピアッサーをだるまに渡す。
「位置どこら辺がええとかある？」
私は正面を見ていて、だるまは横向きで私を見ている。私というか、私の耳なんだけどね。
なんだか緊張する。
『ん〜ここら辺でお願いします』
『っ！』
だるまがここら辺やなぁ、と言いながら突然私の耳を触ったので
思わず体が跳ねてしまった。
「おぉ、びっくりしたぁ。なんや耳弱いんか？」
『い、いや弱くないけど、びっくりしただけ』
「ならいいけど、てかお前耳ちっさいな」
そう言って私の横の髪の毛をするりと持ち上げ、耳たぶをふにふにと触ってくるだるま。
…頼む相手を間違えたかもしれない。
『ね、ねぇ早くあけてほしい…』
正面を向いていた私だが、中々開けてくれないので隣に座るだるまの方を向く。
相変わらず私の耳を掴んだままのだるま、客観的に見ればすごい体勢だ。
だるまと目が合えばパッと目が離される。
そして目線が少し宙を泳いだ後、また私の耳元をとらえる。
突き刺すような視線を受けて、だんだん耳元が熱くなってきた気がする。気のせいだろうけど。
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pa1219(プロフ) - 瑠衣さん» 瑠衣様とっても嬉しいコメントありがとうございます！やる気がでました🔥また月曜日からモリモリ更新致しますので宜しくお願いします！ (2022年7月17日 20時) (
レス) id: 88751783dd (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 更新まだかまだかといつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2022年7月15日 22時) (レス) id: de22c87227 (このIDを非表示/違反報告)
pa1219(プロフ) - シオさん» 更新がない日でも見に来てくれているのはシオ様だったんですね！とっても嬉しいです。その言葉のおかげで頑張れます！ありがとうございます。 (2022年7月4日 20時) (レス) id: 88751783dd (このIDを非表示/違反報告)
シオ - このお話の続きが気になって毎日見に来ちゃいます。更新頑張ってください。楽しみにしてます。 (2022年7月4日 19時) (レス) @page40 id: abd50904df (このIDを非表示/違反報告)
pa1219(プロフ) - 9日さん» 配信シーンとか全然書けてないのでそう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！モリモリ更新します💪 (2022年7月4日 7時) (レス) id: 88751783dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎこ | 作成日時：2022年5月30日 23時
