月に一度のあの日 ページ12
一昨日くらいからイライラが止まらなかった。
今日は休みだったけど、何もする気力がなかった。もうお昼だというのに。
腰が重い。頭も痛い。
あ、これ、もしかして月一のやつかな、と思いトイレに行くと案の定だった。
鏡で見た自分の顔はとても酷いものだった。
すぐにまたベッドに戻る。
するとリビングのドアが開かれた。
「おーす、ってまだベッドにおんの？」
最悪だ。
『ん。』とだけ返事して布団を頭まで被った。
こんなブサイクな顔、だるまには見せたくなかった。
「…体調悪いんか？」
冷蔵庫のバタンと閉まる音が聞こえた。
『…いや、別に悪くない』
「お、いつもの煩さはどこへいってん」
だるまがこちらに近付いてくるのが分かった。
普段の私なら"いつもおしとやかです〜！"なんて軽口たたいて
返事ができるのに、今日はだめだった。
「ほんまにどっか悪いんとちゃうか？大丈夫か？」
『もー、うるさいってば！』
最低だ。だるまは心配してくれているのに、どうしようもなくイライラしてくる。
だるまからの返事は無く、足音が離れていくのが分かった。
私は自分が嫌になり、また目を瞑った。
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少しだけ寝れた気がした。お腹の痛みも大分和らいだ。
あんなにイライラしていたのになんだか今度は急に寂しくなってきた。
頭まで被っていた布団を少しだけどかし、『だるま、』と呟いてみる。
「ん？」
返事は無いと思っていたがだるまは私のベッドの側で座っていた。
「どした？」
だるまは眉をぐっと下げてこちらを見てくる。
銀髪の前髪から覗く綺麗な瞳と目が合う。
『ちょっと、月に一度の女の子特有のアレで、ごめん。無償にイライラしちゃうし、顔もいつも以上ブサイクだし、見られたくなくて、』
ベッドから起き上がってぽつりぽつりと思ったことそのまま話していく。
『だるまは心配してくれたのに、ごめんね、あたっちゃって』
きっと一昨日くらいから私はだるまに対して当たっていたと思う。そんな事思い出していたら今度は涙がでてきた。
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pa1219(プロフ) - 瑠衣さん» 瑠衣様とっても嬉しいコメントありがとうございます！やる気がでました🔥また月曜日からモリモリ更新致しますので宜しくお願いします！ (2022年7月17日 20時) (
レス) id: 88751783dd (このIDを非表示/違反報告)
瑠衣(プロフ) - 更新まだかまだかといつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2022年7月15日 22時) (レス) id: de22c87227 (このIDを非表示/違反報告)
pa1219(プロフ) - シオさん» 更新がない日でも見に来てくれているのはシオ様だったんですね！とっても嬉しいです。その言葉のおかげで頑張れます！ありがとうございます。 (2022年7月4日 20時) (レス) id: 88751783dd (このIDを非表示/違反報告)
シオ - このお話の続きが気になって毎日見に来ちゃいます。更新頑張ってください。楽しみにしてます。 (2022年7月4日 19時) (レス) @page40 id: abd50904df (このIDを非表示/違反報告)
pa1219(プロフ) - 9日さん» 配信シーンとか全然書けてないのでそう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！モリモリ更新します💪 (2022年7月4日 7時) (レス) id: 88751783dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎこ | 作成日時：2022年5月30日 23時
