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episode : 104 ページ4

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「 … 昨日 、何してました?」





沖「 … 今と同じく書斎で本を読んでましたが 、

…… それが何か?」




「 … 沖矢昴さんじゃなくて 、赤井秀一さんです 」





はあ 、とため息をつくと
沖矢昴は首を傾げる




沖「 その 、赤井秀一というのは 誰ですか?」



「 … そういうのめんどくさくて嫌いです 」








そう言うと 、首元に手を当て
ポケットからタバコを取り出し火をつけた




赤「 まあそう拗ねるな

… 俺は昨日ずっと家にいたさ

大体出歩く時は沖矢昴になるしな 」




「 … そうですか 、」



赤「 … 何でそんなことを聞くんだ?」





赤井さんの顔はいつも変わらなくて読めないから困る




「 いえ 、なんでも 」







読めない方が 、いいのかもしれないけど






「 … ていうか 、

私を呼んだの赤井さんですからね?

新しい煮込み料理食べさせてくれるんですよね?」



赤「 ああ 」




「 赤井さんの姿で作ってくださいね

私リビングにいます 」






書斎を出る前にもう一度赤井さんの顔を見たが
やっぱり何も変わらなかった








スコッチのお墓の横に
ひっそりと置かれていた綺麗な花 、

一瞬だけ香ったタバコの匂い





「 シオンの花言葉は


… 追憶 … 君を忘れない 」






.









赤「 … 気付いていたか 、」




彼女が出て行った部屋で
赤井秀一はまだ長いタバコを灰皿にこすりつけた







深くは追求してこなかった 、
それが彼女の優しさだ


そう感じながら 、立ち上がり
彼女の待っている料理を作りに部屋を出た

episode : 105→←episode : 103



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Taniokapi(プロフ) - 更新ゆっくりでいいのでお待ちしてます! (2021年11月21日 22時) (レス) @page9 id: cd09feceab (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - とっても面白いです!!続きが気になるので更新待ってます! (2021年5月23日 22時) (レス) id: 2353cf8fcd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください!! (2021年5月6日 14時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 更新してくださぁい!お願いします。楽しみにしてます。 (2020年6月4日 15時) (レス) id: 1b7f59ea98 (このIDを非表示/違反報告)
おもち。(プロフ) - すごく面白いです!もう更新はされませんか? (2019年3月23日 2時) (レス) id: c5ff5e0c16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆれな | 作成日時:2018年3月3日 18時

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