生徒会長 ページ2
ハンビン「あ、ほんとにAちゃんがいる」
『ハンビンオッパ!お疲れ様です。』
3年生徒会長のハンビンオッパ。良く面倒を見てくれて、1番信頼出来る先輩だ。
話を聞くと、ジウンオッパを呼んだのはハンビンオッパだったらしい。
新入生が生徒会に慣れるまで、生徒会活動を手伝って欲しい、とお願いしたんだそう。
ああ見えてジウンオッパは先代の生徒会長だから。
2人はついさっき入れ違いだったみたい。
ハンビン「さっきジウンヒョンが廊下で"Aちゃん、ついからかいたくなる。"って言ってたよㅋㅋㅋ」
えぇ、ハンビンオッパの前ではしっかり者の後輩キャラ頑張ってるのに。ジウンオッパ余計なこと言うのやめてよ、
『私の反応が面白いからですかね、』
ハンビン「んー、可愛いからじゃない?」
『ハンビンオッパまでからかってるんですか?』
ハンビン「思ったことを言っただけだよ、」
ハンビンオッパは本当に優しい人だから、からかうつもりなんてないのは分かっている。
ただ、大真面目にこんなことが言えるのも、ジウンオッパとはまた違う意味で罪だと思う。
ハンビン「はい、これAちゃんの好きなチョコ牛乳。」
この前ハンビンオッパと話した時にチョコ牛乳が好きと言ってから、事ある毎に差し入れてくれるようになった。
最近はこのご褒美が生徒会活動の楽しみだったりする。
でも今日は活動日じゃないし、結局居眠りをしていたという始末。
『ハンビンオッパ、私今日全然仕事してないですよ?』
申し訳ないです、と渋る私の手を取って、ハンビンオッパは直接チョコ牛乳を受け渡す。
ハンビン「いいのいいの、」
ハンビン「今日もきっと生徒会室の整理しようとか思って来てくれたんでしょ?」
ハンビン「Aちゃんの頑張り屋さんなところは、オッパがちゃんと見てるからね。」
そういって優しく頭を撫でてくれるハンビンオッパに、もうすっかり手懐けられてしまったみたいだ。
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作者名:メチルオレンジ | 作成日時:2023年5月13日 12時