薬中の弟【東京リベンジャーズ】

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店に突然現れたチビ

やたら綺麗な顔してて、行儀が良くて

全身揃えられたようなハイブランド

どっかのボンボンか？と思ったら




キラキラした目でバイク見て

でも少し寂しそうで

話してくと兄貴と２人で暮らしてて

兄貴が怒ってて冷たいから家出をしたらしい。





心を開いたのか、楽しそうに話し出す。





九井の名前が出た時はビックリしたけど

何だかおかしくて笑っちまったな。




それで今もっと驚いたのがマイキー





『マイキー君とお友達なの？』

｢あぁ。最近は会ってねーけど｣

『そうなんだ…ぼくがマイキー君連れてきてあげようか？』

｢ハハッ、ガキがいっちょ前に気遣ってんじゃねーよ｣





ぼくは本気なのに〜って怒り出した。






｢別に俺はいつでも会えるから気にすんな。マイキーは相変わらずたい焼きばっか食ってんのか？｣

『うんっ、会うと絶対食べてるしぼくはあんこがあんまり好きじゃないのにいつも食うか？って聞いてくる！』





Aからマイキーの話を聞くと

昔と変わんないなと思ったし

元気そうでなんか安心したわ

ファーストキスがマイキーってのもうけるしな






外が暗くなってきた

そろそろ店も閉めるかって思っていると

明らか堅気じゃない奴が入ってきた








｢おい、Aてめぇ、こんなとこで何してんだ｣

『はるちよお兄ちゃんっ』

｢１人で出歩くなっていつも言ってんだろうが、兄ちゃんの言うことが聞けねーのか？｣

『だってはるちよお兄ちゃんずっと怒ってるんだもん！』








もう閉店するからいいけど

こんなとこで兄弟喧嘩か？

つかAの兄貴って元東卍のやつじゃねーか。







｢とりあえず家帰んぞ｣

『やだ、ぼく今日ここに泊まるんだもん』

｢は？ふざけた事言ってっとお前もスクラップにすんぞ｣

『だったら謝ってよぉ、冷たいお兄ちゃんぼくやだぁ、送り迎えも他の人ばっかで寂しいよ…ぐすっ、』






泣いちまったぞ、どーすんだこの空気









｢悪かったって、泣くなよ｣

『やだぁっ、ぼくのこと嫌いなんでしょっ』

｢好きだよ、ほら、家に帰ろ？な？｣

『………うん。』






迷惑かけてすまねぇと謝ると

Aを連れて帰って行った。









｢あれ確実に弟溺愛してるわ｣

｢俺も思った｣

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