月島くん、女子の手作りお菓子をなんだと思ってるんですか！？

4話 クレープとミルクレープ ページ6

貴「よし！じゃあ仁花ちゃんは粉々チョコを湯煎して溶かして」

谷「わ、わかった！」


さて、何を作ろうかな...

あ、そういえば昨日使ったフルーツまだあったよな

...よし


貴「クレープにしよう(´∀`)」


そこら辺にあったホットケーキミックスと片栗粉、卵とか油とか水をいい感じに入れてかき混ぜる


谷「Aちゃんチョコ溶けたよー」

貴「ありがと！んじゃつぎこれお願い。薄く焼いて(^ω^)」


混ぜ終わった生地を仁花ちゃんにわたして

いよいよ腕の見せどころ


貴「生クリームは命！！！」


冷蔵庫で使われず眠っていた生クリーム！

消費期限は3日後だった！！

今使わずにいつ使う！！

硬すぎず柔らかすぎず

くどすぎずあっさりしすぎず

美味しい生クリームを作ってみせる！

ハンドミキサーなど使わない

手作業の自分の感覚が大切なのだ


貴「.......」


ガショガショガショ×100


手先に集中し無心でかき回して速攻で完成させる


貴「仁花ちゃんできたー？」

谷「うん。焼けたけど、量多いよ？」


お皿には大量のクレープの皮


貴「うん、いいのいいの、あまりは別のにするから」


出来上がった生クリームを生地に好きな量塗って

その上に余ってたフルーツを切ってならべる

溶かしたチョコをいい感じにかけて


貴「さあここでダークホースの登場です！」

谷「へ？」


なんと私、今日の朝コンビニでアイスを買って冷蔵庫に隠してました

...忘れてたけど


貴「じゃーん！おもちもてぃもてぃ雪〇だいふくー♪」

谷「おおぉ！」


これを一緒にクレープにまいてー


貴「完成(^ω^)」

谷「わぁ...おいしそぅ...」


食べてみればなんとまぁ美味しいこと...


谷「お、おいしぃぃ(TωT)」

貴「月島ファンの女子ぐっじょぶ...」


ポップンチョコがチョコソースになっただけだけどねw


貴「あまりはミルクレープにします♥」


生地→チョコ→生クリーム→生地

て感じで何段も重ねて...


貴「はい！仁花ちゃんの分！お家で食べて(´∀`)」


切り分けてラップで包んであげた


谷「あ、ありがとうございます！！ありがたく頂戴いたしまするっ！！」



こうして仁花ちゃんとの仲を深め

家庭科室のお片付けと戸締りをした後

二人で帰路についた

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