月島くん、女子の手作りお菓子をなんだと思ってるんですか！？

28話 帰り道 ページ30

そして勉強会は無事に終わり


貴「ありがとうございました...これ、約束のものです旦那ァ」

月「...」


とりあえずステラのケーキ(ホール)を渡すと


月「ねぇ、僕なんて言ったっけ」

貴「え？ステラのショートケーキがいいって」

月「これは？」

貴「...ホールケーキ...」

月「だよね、はい切って」


こ、こいつ...


貴「...仁花、ナイフとって...」

仁「あ、うん」

貴「くそ...ツッキーのくせに...」

月「なんか言った？」

貴「いえなにも。」


持ち込みOKのカフェでよかった

みんなの分も取り分けて4人で食べて

さぁ、帰るぞって時に


山「あ、俺ちょっと商店街に用事あるんだった。ごめんツッキー先に帰ってて！」

谷「あ、A...お母さんが近くにいるらしくて一緒に帰ろうって...」


...つまり


月「...」

貴「...ぁー...」


二人で帰ることに...

自転車を押しながら月島と並んで歩く


貴「...いやぁ、今日は色んなことがありましたなぁ。1番はやっぱ君の元同級生のことかな！」

月「...君のお友達の方が印象強いんだけど」

貴「あ、あははー...いやでも月島も負けず嫌いなとこあるよね、私のこと彼女とか嘘ついた時頭いかれたかと思ったもん」

月「...まぁ君顔は良いし黙ってればまともだからね」

貴「え？なんかすごいバカにされてる？」

月「はは」


嘲笑で返してくる月島

...ん？でも...あれ？


貴「...月島って...私のこと可愛いって思ってくれてるってこと？」

月「...はぁ！？なんでそんな考えになるわけ！？」

貴「だって、顔は良いって月島は思ってくれてるんだよね？てことは可愛いって思ってるって言ったのと同じじゃん！」

月「...ポジティブすぎない？」


なにか尺に触ったのか頬をつままれ伸ばされた


貴「いてて...じゃあさ、真剣に聞くね。客観的に見て私って、顔面偏差値高いの？」

月「...清水先輩と同じくらいだし、高いでしょ。普通に」

貴「...私って可愛い？」

月「性格ブス」

貴「○ねデカのっぽ...」


こいつ即答しやがった...


貴「リピートアフタミー！星凪さんはパーフェクトキューティで性格も女神のよう慈愛に溢れている！！」

月「うざ」

貴「(`･ω･´)ﾑｯｷｰ!」


こうやって楽しい時間は過ぎていった


月島とくだらない話していると、肩の力が抜けて

安心して心からリラックスできる

...なんでなんだろう






私がこの気持ちの正体に気づくのは

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