21話 帰宅 ページ23
貴「...月島、もう大丈夫だから、下ろして？」
校門を出たあたりで足の感覚が戻ってきた
月「...はい」
貴「うわっ！ちょ、落っことすとか酷くない！？」
なんとか足から着地したものの
ただでさえ背の高い月島だ
持ち上げられたときも怖かったのに落とすとか酷すぎる
さっきの優しさはどこいったんだ
貴「まぁでも、助けてくれてありがとう。正直戻ってきてくれるとは思ってなかった」
月「あんな足ガクガクに震えてて帰れるわけないでしょ。しかも足音とか変なこと言ってたから気になっただけ。あと、たまたま隠されてた靴見つけたから」
貴「...それでも、来てくれて嬉しかった。」
月「...僕はなんであんなことになってたのかは知らないけど...階段の件といいもっと危機感もちなよ」
...あなたのファンのせいですとは言えないよなぁ
貴方「あはは...そうだ、今度ケーキ奢るよ。なにがいい？」
そういえば押し付けた時以来ケーキは渡していなかったな
月「...STELLAのショートケーキ。」
貴「！！」
月島の口からでた言葉は、私の作るケーキ
貴「い、いいの？ほら、もっと美味しくて高いとこのでもいいんだよ？ほら、駅前のケーキ屋さんのショートケーキでも...」
月「僕はSTELLAのショートケーキがいいんだけど。僕のために並んで買ってきてよね。貸しはそれでチャラにしてあげる」
...素直に嬉しかった
多くのケーキ屋さんから、私のケーキを選んでくれたことが
貴「...うん。ショートケーキね。わかった。頑張るよ」
月「...じゃ、僕の家こっちだから」
貴「うん、ほんとありがと。」
月「送らなくて平気？」
貴「大丈夫！また明日ね！」
送られたら家がケーキ屋だってバレる...！
月島に手を振り早足で家に帰る
家につくと玄関にはCLOSEの文字
もうこんな時間だったのか
いつも通りドアを開けて中に入る
が
？「おやおや。随分遅いおかえりだなぁ。」
貴「ぇ.....なんで...」
？「久しぶりだなぁA。元気してたか？」
そこにいたのは
白鳥沢のジャージを着込み
客席からこちらを見つめる
貴「...お姉ちゃん...」
姉だった
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ゆいぽー(プロフ) - 面白いのですが、谷地と普通に喋ってるので、人見知りではないんじゃないですかね…？ (2018年5月26日 21時) (
レス) id: 477dbcdf20 (このIDを非表示/違反報告)
天寿(プロフ) - アオさん» ご意見ありがとうございます！直しました(´>∀<｀) (2018年4月24日 21時) (レス) id: 674e3d5a1b (このIDを非表示/違反報告)
アオ - もしかして、夢主ちゃん合宿に参加する流れですかね？というか、白福さんのこと、福ちゃんって呼んでいるのですね。あと、私の勝手な意見なのですが、白福さんの台詞は、小文字を使うより、「〜」を使う方が白福さんっぽいと思います。 (2018年4月24日 10時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
天寿(プロフ) - アオさん» なるほど！願い事叶うといいですね！！(´∀`)私がやるときっとケーキが穴ぼこになります笑 (2018年4月21日 16時) (レス) id: 674e3d5a1b (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 違いますよ。「ケーキにたてた、ろうそくの火を吹き消す時に、願い事をする」というおまじないです。 (2018年4月21日 11時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天寿 | 作成日時：2018年2月19日 1時
