18話 夜とおばけ ページ20
職員室が遠く感じる
後からの足音が、近い。追いかけられてる...？
...やばいぞ、はやく、はやく着け！
...明かりが見える
職員室の光、あともう少し...！
？「ちょっと」
貴「ぃひぐっ！！？？」
いきなり誰かに肩を掴まれた
その怖さのあまり座り込んでしまう
驚きすぎて変な声も出たし
だけど光に照らされた見知った顔を見て安心する
貴「つ、月島...？」
月「驚きすぎ...」
足音は、月島だったのかな？
貴「...脅かさないでよっ！後から追っかけてきたでしょ！！もっと早く声掛けてくれれば...」
月「は？何言ってんの？僕さっきここから少し手前の階段登ってきただけで星凪の事なんか追いかけてないけど」
貴「...え？...じゃああの足音なんだったの...？」
月「何変なこと言ってんの？まぁいいけど...僕鍵返さなきゃいけないの。ほら、さっさと立てば？」
そういってくれるのはいいんだけど
貴「...ごめん...腰抜けたみたい...起こして...」
月「...はぁ」
ため息をつきながらも手を貸してくれる
やっぱり基本的には優しいんだな
...あれ、
貴「...ごめん、月島。この鍵も返して来てくれないかな...歩けないみたい」
月「...いいけど。そこで少し休んでれば」
貴「ありがと...」
そう言って月島は職員室に入っていった
震える足を無理やり立てて壁にもたれかかる
貴「...これはまずい...かも」
足の感覚がない、棒みたい
...実をいうと
私の足は幼少期に使い物にならなくなった
必死にリハビリしてなんとか日常を普通におくることができるようになったけど
飛んだり跳ねたりなどの激しい運動、走ったりすることは医師から止められていた
...少し走っただけでもこれなのか
貴「...くそ...動いて...動いてよ...っ」
それでも足はやっぱり動かない
コツン
貴「...っ！？」
また聞こえ始めた足音
廊下の先には黒い人影
...こっちにくる、速い！
貴「っ！月しっ...んぐ！！」
口を塞がれ近くの教室に連れ込まれ押し倒される
てか、こいつ誰だ、暗くてわかんない
月「...星凪？...帰ったのか...」
違う、違うよ月島
助けて、まじ、へるぷみー。
山「ツッキー！早く帰ろー！」
月「...今行くから」
そう言って去ってしまう
...やばいなぁ！
静まり返った教室の中
？「ずっと...この時を待ってたよ。星凪」
貴「...嘘でしょ...先生」
私に覆いかぶさる黒い影の、足音の正体
料理部の...顧問の先生だ
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ゆいぽー(プロフ) - 面白いのですが、谷地と普通に喋ってるので、人見知りではないんじゃないですかね…？ (2018年5月26日 21時) (
レス) id: 477dbcdf20 (このIDを非表示/違反報告)
天寿(プロフ) - アオさん» ご意見ありがとうございます！直しました(´>∀<｀) (2018年4月24日 21時) (レス) id: 674e3d5a1b (このIDを非表示/違反報告)
アオ - もしかして、夢主ちゃん合宿に参加する流れですかね？というか、白福さんのこと、福ちゃんって呼んでいるのですね。あと、私の勝手な意見なのですが、白福さんの台詞は、小文字を使うより、「〜」を使う方が白福さんっぽいと思います。 (2018年4月24日 10時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
天寿(プロフ) - アオさん» なるほど！願い事叶うといいですね！！(´∀`)私がやるときっとケーキが穴ぼこになります笑 (2018年4月21日 16時) (レス) id: 674e3d5a1b (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 違いますよ。「ケーキにたてた、ろうそくの火を吹き消す時に、願い事をする」というおまじないです。 (2018年4月21日 11時) (レス) id: 95a693fe0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天寿 | 作成日時：2018年2月19日 1時
