四話目 ページ4
あぁ、このカップル達は幸せそうだな
ふらりふらりと歩く帰路。彼女がいれば、なんて淡い期待を胸に通り過ぎていく人達を見ていく。
浮き立った俺の心は何となく、会える気がしたんだ
優しく香る香水の香り
あぁ、Aさんもこんな香りがしたな…香りまで覚えてるなんて俺はなかなかの変態だ
顔も、どことなく似てる気がした。
いや、彼女だ
何度も目を瞬かせた。目を擦り、眼鏡を拭こうともしたがそれよりも前に体が動いていた。
｢見つけた！！！｣
愛するAさんが、目の前に居た。神様はほんとにいたようだ。パチクリと大きな瞳を数回瞬かせる姿はとても魅力的だ。しかし心做しか目元が潤んでいる、泣いていたのだろうか？
出てくる気持ちは星の数。だが紳士として、優しく優しく彼女に問いかける
｢お久しぶりですね、お元気してましたか？｣
優しく微笑んでるつもりだが恐らくニヤケを抑えきれていない俺の顔は見るに堪えないものかもしれない。でもそれほど彼女に、Aさんに出会えたのが嬉しいんだ
主｢どちら様ですか？｣
あぁ、覚えていなかったのか。確かに2年も前に辞めた会社の大量にいる先輩の内の1人、加えてそれほど話していなかった俺は忘れられてることが普通なのか。
自分一人テンションが上がったことに恥ずかしくなり、妙に紳士ぶった口調で彼女に謝罪する
｢覚えてないですか？それは失礼しました……私です。エーミールです。｣
尚も彼女は険しい顔で右上を見つめている。
もしかして人違いだっただろうか？彼女に飢えた俺の脳が見せた幻想なのだろうか？
｢Aさん？どうしました？…もしかして人違いでしたか？｣
これで人違いだと言われたらそろそろ彼女を諦めよう。このままでは日常に支障をきたしてしまいそうだ。
主｢ぁあ、いや、少し思い出していました。お久しぶりです、エーミール先輩｣
あぁ。神様ありがとう。何度も言うが神はいたのだ。
彼女とゆったりとした会話のキャッチボールを楽しむが今にも倒れてしまいそうだ。だがこのまま解散するわけにも行かない。2年で溜まった俺の気持ちを爆発させろ。
｢少しお茶でも飲んでいきませんか？｣
2年で溜まった俺の気持ちをすべて微かに震えた自分の唇から発される言葉に乗せて飛ばす。
少しでも思いが伝わればいいのだが
少し考えたあとAさんはとびきり可愛い微笑みで俺を見て
｢はい、是非｣
また話せる日が来たのだと思うと、とても幸せだった
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ペッパーミル(プロフ) - 灯夜さん» そう思っていただけたのならとても嬉しいです！ありがとうございます。非常に低速ではありますが頑張っていきたいと思います。コメントありがとうございます！ (2018年6月11日 8時) (
レス) id: 640e2be2d8 (このIDを非表示/違反報告)
灯夜(プロフ) - エミさんがかわいいぃぃぃっっっ更新頑張って下さい！ (2018年6月11日 1時) (レス) id: 3e04038871 (このIDを非表示/違反報告)
ペッパーミル(プロフ) - エーミールさんに収集されたクジャクヤママユさん» もちろん全力で発狂させるつもりで書かせていただいております！笑。こんばん更新する予定なので、お待ちいただければ幸いです。コメントありがとうございます。 (2018年6月3日 17時) (レス) id: 640e2be2d8 (このIDを非表示/違反報告)
エーミールさんに収集されたクジャクヤママユ - エミさん推しの私を発狂させる気か…更新待ってますぅ… (2018年6月2日 15時) (レス) id: f267177af2 (このIDを非表示/違反報告)
ペッパーミル(プロフ) - @Akane.Per_1945:小説執筆中さん» コメントありがとうございます！素晴らしすぎるなんて言われるととても照れますね…嬉しいです！失踪しないようにしっかりと書いていこうと思うので、読んでくださると嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年5月26日 23時) (レス) id: 640e2be2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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