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目を覚ます。
時計は５時を指していた。
ゆっくり思う存分息を吸って
重たい目を開けると
おはよって裕太さんは微笑んだ。
「っ、おはようございます」
まるで、猫をなでるように
裕太さんは片手でスマホをいじったまま私の頭を触る。
玉「眠れましたか？」
うっすらと明るくなった外を背景に
寝起きとは思えないほどのさわやかさ。
「はい。」
玉「気持ちよさそうに寝てたましたもんね」
「もう、起きてたんですか？」
玉「目が覚めちゃって。
今日少し肌寒いらしいですよ。
ん〜、あったかくしなきゃ〜。ふわぁ、」
昨日をきっかけに、
時々挟むタメ口が私の心臓を苦しくさせる。
ちょっと寒いな〜なんて独り言のように言った後
私を包み込むように抱き締めた。
「うぅ、っ裕太さん苦しいっ、」
玉「……っ、」
急に黙るから不思議に思って顔を見上げると
くしゃっとして目を閉じていた。
「ん？」
玉「いや…、下の名前呼び、やばいです…/」
って、顔を隠す。
「昨日呼んでっていったのは誰ですかぁ(笑)」
玉「そう、なんですけどね。
んぁ……やば。」
初めて見る表情に私まで照れそうになる。
「昨日から裕太さん別人みたい。なんか嬉しいです…。」
玉「ん？なんで？」
「そんな顔するんだぁって思うこと、多くって」
玉「確かに…実は自分でも驚いてます(笑)」
細長くて白い指が私の髪を触る。
玉「もうちょっとこのままでいましょっか」
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裕太 - このみ (2021年8月9日 13時) (
レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - こんにちは！私涼風さんの作品大好きで、載せてある作品も全部拝見したことがあります！衝撃でしたが納得です。笑ここまで飲み込まれる作品、素敵だなと思っていたので！これからも応援しています！ (2021年7月22日 16時) (レス) id: 0aabf425eb (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - もう更新はないのかなって思ってたから本当に嬉しいです…。しかもあんな玉森先輩の呼び捨てとか不意に出るタメ口が好きすぎます！！これからもゆっくりでいいので更新待ってます。 (2021年7月22日 15時) (レス) id: 16253f3e09 (このIDを非表示/違反報告)
000(プロフ) - さつきさん» そう言ってもらえて凄く嬉しいです。ありがとうございます！ (2021年5月23日 21時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
さつき - 面白いです！続きが気になる！！ (2021年5月20日 0時) (レス) id: 16253f3e09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：000 | 作成日時：2021年5月19日 19時
