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玉「早見さん？」
「はい。
・・・どうしよう、せっかく由奈ちゃん大きな仕事任されたのに」
ねぇ、と不安になる私をよそに
先輩は私の目の前にちょこんと座り落ち着いた顔で言った。
玉「また自分を責めてるんじゃないですか？
私が確認しなかったからだ、とか。」
図星過ぎて、自然と目を背けた。
玉「彼女にも一人で仕事をする時間は必要だったし、
もう十分な大人なんだから
全部つきっきりにAさんが見ることないよ。
ミスが起きないように確認しないといけなかったのかもしれないですけど
それを要望しなかった早見さんも責任はあります。
だから全部背負い込む必要はないですよ。」
今の電話一つで一気に考えてた物事が
先輩の言葉で綺麗に解消されていった気がして
不意に涙が出そうになった。
そんな私を見て、困らせ顔で笑う先輩。
玉「ん。おいで。」
すっぽり彼の胸の中に入る。
玉「まったく。
僕がいなかったら、
また一人で大丈夫って言い聞かせてたんじゃないんですか。」
「え、」
玉「知ってるよ。いっつもそうやって自分を慰めてたの。」
そうでもしないと落ち着かなかった。
自分を落ち着かせて、慰めて、
大丈夫。大丈夫だからって、
言ってくれる他人はいなかったから、そう言い聞かせて。
ぽん。ぽん。と、
背中を優しくさすられる温もりが気持ちよくて
私は先輩の胸の中で静かに涙を落した。
玉「落ち着きましたか？」
「…うん。
ありがとうございます。ゆうたさん。」
玉「…ばか。今言うのずるいです。//」
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裕太 - このみ (2021年8月9日 13時) (
レス) id: 25b3f023e7 (このIDを非表示/違反報告)
かな - こんにちは！私涼風さんの作品大好きで、載せてある作品も全部拝見したことがあります！衝撃でしたが納得です。笑ここまで飲み込まれる作品、素敵だなと思っていたので！これからも応援しています！ (2021年7月22日 16時) (レス) id: 0aabf425eb (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - もう更新はないのかなって思ってたから本当に嬉しいです…。しかもあんな玉森先輩の呼び捨てとか不意に出るタメ口が好きすぎます！！これからもゆっくりでいいので更新待ってます。 (2021年7月22日 15時) (レス) id: 16253f3e09 (このIDを非表示/違反報告)
000(プロフ) - さつきさん» そう言ってもらえて凄く嬉しいです。ありがとうございます！ (2021年5月23日 21時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
さつき - 面白いです！続きが気になる！！ (2021年5月20日 0時) (レス) id: 16253f3e09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：000 | 作成日時：2021年5月19日 19時
