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「先生であってほしくないという願いから、
勝手に頭が違うと認識してそう証言したのでしょうか。」
「挙動がどうも怪しいな。」
「え?」
「人は焦って手持ち無沙汰になると
目の前にある飲み物を飲んだり、目を泳がせたりする
Aは怪しいと思わなかった?」
「いきなり思い出して、少しパニックになったのかと、
まだ未成年ということもあるし
うまく気持ちのコントロールができなくて、、って思いました。」
「そう、だよな。それも全然あり得るな。
しかも、宮島は多分だけど松ヶ丘に特別な気持ちがあると思う。」
どんよりした空を見て、
私たちは喫茶店を出て車に乗り込んだ。
「私が、北山に聴取していいですか」
「いいけど、なんで?」
「男同士だと気持ちが高ぶって言い合いになります。
過去何度もそういうの、見てきたし…」
「確かにな(笑)
今日もそうだったから、着いたら頼むよ。」
雨が降り始め、
次第に気温が低くなってきたのを感じた。
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000(プロフ) - mmさん» 更新がだいぶ遅くなっていて申し訳ないです。私もミステリーが大好きなので頑張りたいと思います。応援ありがとうございます! (2021年5月23日 21時) (レス) id: 93533482e6 (このIDを非表示/違反報告)
mm - この前から読み始めたのですが、滅多にないミステリー小説で凄く楽しませてもらってます!先輩である藤ヶ谷くんも凄く優しくて、過去の起きたこととか色々伏線が張ってあって気になります!!これからも頑張ってください!応援してます!続きが楽しみです… (2021年1月12日 16時) (レス) id: 8d0da4ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:000 | 作成日時:2021年1月5日 22時