グリーンホワイト＃１０

直也くんダウン ページ14

〜秀太･あなたサイド〜

追っかけてきたスタジオの外。

泣きたい時とか不安定な気持ちの時に人気のないとこに行くのは佳穂里 の昔からの癖。

『グスッ(泣)』

秀「(ほらね？泣いてる)」

秀「佳穂里 、どした？？」

(ビックリした顔で振り向いた佳穂里 )

『秀太……(泣)』

秀「どした？」

『佳穂里 が悪いの…』

秀「えっ？」

『佳穂里 が直くん、具合悪いのに気づけなかったから…』

秀「佳穂里 …」

『直くん、疲れた顔してた…なんか元気なかったの…。逆なら直くん、絶対に気付いてたと思うの…。私、ダメな嫁だね…(泣)直くんと会うのヤダ…(泣)』

秀「佳穂里 は何も悪くなかっちゃないと？」

『えっ…』

秀「俺らだって気づけなかったとばい。直也くんが体調悪いってこと。直也くん、そんな様子見せんかったし。みんな気づけてないとばい。」

『でも、ずっと一緒に居たのは私だもん…(泣)』

秀「泣かんくてよかって。」
(肩を抱き、頭をヨシヨシする)

『秀太…ありがとう…話せてちょっと楽になった…』

秀「おうっ！！そろそろ戻ろう。リハ再開するよ。」

『うん。』

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