プレイボーイ

チャラ度１２％ ページ14

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インターハイが3週間前に迫った今日、事件は起こった。









「だから！Aくんは私のだって言ってるでしょ！」

「はぁ？！誰もあんたのものなんて言ってない！Aくんはみんなのなの！！」









体育館のギャラリーで騒ぎ合う女子。
こっちはインターハイ近いんだよ勘弁してくれ…

おい、A冷めた目で見てんじゃねぇよ。お前だよ原因は。

まぁ冷めた目で見るのは仕方ない。

だって喧嘩してるのは香水やらケバい化粧やらをしてる女子。

Aが最も嫌う、女子の部類。









夜「おい、どうすんだあれ」








夜久が少し引き気味にAに言った。

うん、まぁあれは引くわ。俺でも引いた。
研磨なんてほら、顔顰めてイライラしてる。

幸いなのかなんなのか、まだコーチと監督はきておらず、俺たち部員のみ。
やっぱ注意してこなきゃいけないのは主将の俺か…









『俺行ってくるよ』









…は？









夜「は？」
孤「は？」
海「は？」

『何その無駄な団結』

黒「いやそうなるわ。…は？」

『お前もかよ』









いやだってあいつだぞ？Aだぞ？
女の子大好きでしょっちゅう(部活で最近ヤッテナイラシイケド)ヤってる奴だぞ？


…そんな奴が女子に注意できるのか？









『これは俺がまいた種だし、俺が回収しなきゃでしょ』









なんだよ、イケメンかよ。ただのイケメンだわ。

こら犬岡、芝山、目をキラキラさせない。「かっこいい」とか思ったら負けだから。しょっちゅう女とヤってるからあーなるんだからね？ね？


そんなことを俺が思ってるうちにAはギャラリーへとのぼり、女子たちの方へ向かっていった。









夜「おい、あいつ顔顰めてるぞ」

黒「いや嫌いなの分かるけど少しは隠せよ」

海「かっこつかないね」

黒「え、なにそれざまぁ！！」

夜「最低かよ」

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