素直になってよ 2

55話 ページ5

〜ruside〜










逃げようとした瞬間めめに手を捕まれ、目の前に座らせられる。



















mm「どこに行こうとしてんだよ。」




















だって…
















mm「俺とキスしたいんでしょ？」



















余裕そうに笑うめめ。



















ru「…やっぱりいいです。」



















そう言って俯く。














言わなきゃ良かった、すごい恥ずかしい。



















mm「なんでだよ、俺はしたいのに」



















めめからの信じられない言葉に顔を上げる



















mm「俺はラウールとキスしたいよ。」



















優しい笑顔で僕を見つめる。



















めめの手が僕の頬を包み込む。


















暖かい手



















めめに包まれて気持ちいなと思っていると、



















急にめめの顔が近づいて



















チュッ


















軽く触れた唇。

















突然で、一瞬のことすぎて何が起こったのか分からなかった。



















mm「ぷはっ、お前顔やばい」



















僕の顔を見て笑うめめ、














やっと今起きたことが理解出来て顔が熱くなる。



















今めめとキスしたんだ。

















嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちでおかしくなりそう



















僕はきゃーって言いながら両手で顔を隠す。


















手の向こうでめめが笑っている。



















mm「お前本当に可愛いな、早く気づくべきだった、」



















そう言いながら抱きしめるめめ。



















本当にこれは現実？
















めめから抱きしめられるなんて



















僕はめめ以上に強く抱き締めて



















幸せをかみ締める。

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