素直になってよ 2

65話 ページ15

〜ruside〜









mm「お前、何か余計なこと考えてる？」

















さすがめめ、僕のこと分かっちゃうんだな…

















ru「何も無いよ〜、それよりさ、めめ……」

















急にモジモジしだす僕を見てめめは戸惑っていた。











mm「え、何？」











僕はたまらず抱きついた。










僕の膝にいたモコちゃんは瞬時に降りてめめの足元でお座りしていた。













mm「うおっ！ちょ、お前急に抱きつくなよな。」














顔は嬉しそうなのに素直じゃないな〜

















ru「だって、最近めめと二人きりになれなかったから…」















僕がそう言うと、抱き締め返してくれた。














mm「そうだな、はぁやっと触れられる。」
















耳元でそう囁くめめ。






思わずドキッとしてしまう。

















しばらく抱き合って、めめの顔を見れるように体を離す。



















mm「……。」














目が合う。
















その瞬間にめめの顔が近づいて、唇と唇が触れる。



















mm「ふはっ、お前、顔真っ赤」















そう言って僕の頬を軽く抓って笑う。



















ru「だって、めめにとってはどうってことないけど、僕は恋愛赤ちゃんだからキスだけでも緊張しちゃうの！」















頬をふくらませてぷりぷり怒る。

















僕にとって触れるだけのキスでも、こうやって抱きしめられるだけでもキュンキュンしちゃうんだから。



















mm「ごめんごめん、可愛いな〜」







なんて言いながら、僕を愛おしそうに見るめめ。



















幸せ。
















このままずっとこの時間が続けばいいのに。



















明日にはまた、めめはドラマの撮影。



















道枝くんと。



















考えるだけで心がモヤッとする。



















僕はそんなこと考えないように、今の時間を噛み締めたいからめめを強く抱き締めた。

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