素直になってよ 2

62話 ページ12

〜mmside〜











個人での仕事が忙しくなって、ラウと会える時間が作れていない。

















今日もせっかく会えたのに、撮影ギリギリまで眠ってしまってそんなに話せなかった。



















あぁラウに会いたい、抱きしめたい。


















"めめ、お仕事頑張ってね！無理しちゃダメだよ。大好き！"



















可愛いメールに疲れが吹っ飛ぶ。


















道「そんなニヤニヤして何見てるんですか？」














隣にいる道枝くんに言われて、自分が気持ち悪い顔になっていることに気づく。














mm「え、俺今顔やばかった？」













そう言って自分の頬を触る。













道「ふふ、なんか幸せそうな顔してましたよ。」
















可愛い笑顔でそう言う道枝くん。

















mm「やべ、恥ずいわ忘れて。」















両手で顔を隠すと、奥から道枝くんの笑う声が聞こえた。



















道「で、何見てたんですか？」









mm「あ、ラウから仕事頑張れってメール来てたんだよ。」













何度もラウからのメッセージを見返しながらそう言う。

















道「なるほど、そうやったんですね。てか、目黒くんとラウールってほんまに仲良いですよね。」













mm「うん、仲良い。」










認めるんですねって笑われた。
















道「よくラウールの話してるから、仲良いんやなって思いますよ。ラウールもよくインタビューとかで目黒くんの名前だしてますもんね」














え、俺そんなにラウのこと話してたっけ












全然気づかなかった。
















そう考えていると、









道「無意識やったんですか？ははっ、俺もそのくらい目黒くんと仲良くなりたいです！」















道枝くんと楽しく話していると、スタッフの方に撮影が始まることを教えてもらう。



















"ありがとう、ラウもな。
俺も大好き。"



















そう返信して立ち上がった。

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