素直になってよ 2

52話 ページ2

〜mmside〜



















mm「俺さ、お前のことが好きだ。」


















やっと、
















やっと言えた。



















ru「うそだ…」











掠れた声のラウール、















目に涙が溜まって今にも溢れてきそうだった。



















mm「嘘じゃない。本当に好きなんだよ。気づいたらお前のこと目で追いかけてるし、会ってない日も頭から離れないんだ。」



















なんでもっと早く気づかなかったんだろう。


















自分の鈍感さにびっくりする。



















ru「で、でも、僕が告白した日。めめはなにもいってくれなかったじゃん。」


















mm「お前はさ、まだ10代だしこれから色んな人と出会って色んなこと経験していくわけだろ。
その中でお前は本当に俺でいいのかって考えたんだ。」















黙って俺の話を聞くラウール。

















mm「さらに成長していくお前を俺は支えられるのかって思うと何も言えなかった。」



















でも今は違う



















mm「お前としょっぴーを見て気づいたんだよ。
俺でいいのかじゃなくて、俺を選んで欲しい。」



















ラウールの頬に流れる涙を拭う。



















mm「俺がお前を1番近くで支えていきたい。」



















うんうんって泣きながら頷くラウール。



















mm「ラウ、俺と付き合っ ru「はい！」

















言い終わってないのに返事をされて、思わず笑ってしまった。















mm「ふは、まだ言い終わってねぇよ」



















ru「めめ大好き！」

















泣きながら俺の胸に飛んでくるラウール。



















俺は受け止めて、強く抱き締めた。



















mm「途中でお前が他のやつを選ぼうとしても俺は絶対離さないからな」
















ru「僕はこれからもめめしか選ばないよ」



















ラウールは漫画みたいにわんわん泣いて、俺の服をびしょびしょにした。

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