望 ページ25
・
・
やだ、と口を開いたその瞬間に入り込む舌に、身震いしてしまう。
気持ち悪い、やだ…！
必死で押し退けようとしても、ビクともしない。
熱くて酒臭い息が入り込んでくる。
舐め回すように口内を探られ、涙がどんどんこぼれ落ちて行く。
A「んんん、っ、ん！」
やだ、やだやだ！
ぼんやりとした意識の中、靴の音が聞こえる。
助かる、と思ったのも束の間。
その足音は止まり、どんどん遠ざかって行く。
助けて、
もう、気持ち悪くて吐きそう…
伊野尾くん、
会いたいよ。
・
・
「、おい。っにしてんの」
覆い被さってきていたものが私の上から消え、視界が明るくなる。
チッ、て舌打ちをしながら逃げて行く足音の代わりに
A「…な、んで…、」
苦しそうに歪む大好きな顔が
私の視界いっぱいに広がる。
一番、会いたかった人。
・
慧「うぁー……ッくそ、
あのジジイまじ許さねえ」
口悪くそう吐き捨てると、
ゴシゴシ、と彼のニットの袖で口を擦られる。
真っ白なニットに、私の口紅が擦れてついてしまってる。
A「ぁ、汚れちゃうから…」
慧「ニットの一枚位いいの。
・
そんなんどーでもいい位、腹立ってるわ。俺」
・
そう言うと、
・
柔らかい感触が唇に重なった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のん。(プロフ) - 今度からストーリーとして読んでから間違え直しでもう一回読まないと（´-`)笑 赤ペンのん。w 私もタメか敬語かどっちがいいかなあって迷いながらコメントしてたから、そう言ってもらえて良かったああ（ ; ; ）謝らないでw私がびびりなだけだから…っ！笑 (2015年11月12日 23時) (
レス) id: a9b47e985f (このIDを非表示/違反報告)
のん。(プロフ) - きました伊野尾さんの男の見せ所！助けて伊野尾くんーっ笑 �△悗凌塀个�めでとう(*^^*)今回リアル設定だからかな凄く好きwそう！こんな感じ！みたいなw馬鹿発揮して可愛いのはやまこさんだけだぞっ( °×° )笑 私を泣かせること試練なのねww (2015年11月12日 23時) (レス) id: a9b47e985f (このIDを非表示/違反報告)
やまこ(プロフ) - *さくらんぼ*さん» コメントありがとうございます┏○))ﾍﾟｺﾘ私の理想を詰め合わせた内容なので、共感していただいたりキュン、としていただけたらとても嬉しいですヽ(；▽；)ノこれからもよろしくお願いします┏○))ﾍﾟｺﾘ (2015年11月12日 22時) (レス) id: 1caab23be2 (このIDを非表示/違反報告)
やまこ(プロフ) - いのはる*さん» いのはる*さん、いつもコメントありがとうございますヽ(；▽；)ノ一度でいいから彼の服に包まれたい…！という私の欲が入りました（笑）楽しんでいただけていたら嬉しいですヽ(；▽；)ノ (2015年11月12日 22時) (レス) id: 1caab23be2 (このIDを非表示/違反報告)
やまこ(プロフ) - やまいのありLOVE結衣さん» これでどんどん伊野尾さんにハマってくれたらやまこは嬉しいですヽ(；▽；)ノ（笑）確かにやまこ。だと山田くん好きに思われますよね（笑）今気づいた（笑）根っからの伊野尾くん好きです＼( 'ω')／ちなみに本名をいじってやまこ、という名前にしたのです（笑） (2015年11月12日 22時) (レス) id: 1caab23be2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やまこ
| 作成日時：2015年10月26日 15時
