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ym side
「きっ…聞こえる…!本人に!」
「ごめん、小声のつもりだったんだけど…」
もう、ただでさえ大ちゃんの声は大きいんだから…。
「し、しかも、部活中のはずじゃ…」
「あー、休憩抜けてちゃんにただただ会いに来たんだけど」
健気な彼女みたいに…。というか、
「わ…分かっちゃう…?好きって…」
「うん、見たらわかるね、あれは!」
うぅ、大ちゃんにさえ分かるなんて…。ショックすぎて、恥ずかしすぎて、両手で顔を覆う。
「告ったらいかが?」
声がする方を見てみると、簡単に言う大ちゃんがいる。いやいやいや、
「か、簡単に…!告白なんて、したことないし…」
そう言って、さっきの伊野尾くんの言葉を思い出す。『次、頑張ったらいいんじゃない?』って、言ってた…。
「まあ、ちゃんは毎回告白断ってるんだよね」
「な、なおさら無理じゃん…」
「そういえば、なんでだろ?誰にも興味ないのかな…」
「そんな"…」
一気に2つもショックなことを言われて、もう告白する気も失せてきた。
「でも、応援するよ!」
「えっ」
「俺だって親友に恋人できたら嬉しいよ!そしてあわよくば…」
ん?
「俺にも少し優しくなってくれると嬉しいなあ…!」
うっとりした目で言った大ちゃんを見て、今まで苦労してきたんだろうなと同情する。大ちゃんを見つめていると、ふと思いついたように大ちゃんが顎に手を当てる。
「そーだ、今度どっか出かけようか?3人で。そんでもっと仲良くなっとけば…」
「えっ」
「なんかいい感じだったら俺も空気読むし!」
「でかけ…学校以外?」
聞くと、ニコニコと頷く大ちゃん。
「わー…嬉しいかも、大ちゃん良い人なんだね」
「えっ、良い人ですよ!!」
わーわー騒ぐ大ちゃんを置いて、伊野尾くんのところへ戻りに図書室へ行った。
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take a walk - 応援ありがとうございます!一筆月さんのお話読むのが好きなので、私も読んで頂けて嬉しいです! (2023年1月12日 14時) (
レス) id: 02038ffd3b (このIDを非表示/違反報告)
一筆月(いっぴつつき)(プロフ) - こんにちは。以前、『盲目〜』シリーズでコメントいただいた一筆です。主様の小説を読みたいと思っていたら巡り会えました😊お体に気をつけて執筆活動頑張ってください。応援させていただきます。 (2023年1月12日 13時) (レス) id: b67b2d7285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：take a walk | 作成日時：2023年1月11日 12時
