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ar side
さっきの飲み物のことといい、話せないことといい、進展難しそーだなーこれは。
「ん?」
隣からの視線を感じてそっちを見ると、ちゃんが肘をついてじっとこっちを見ていた。
「なに?ちゃん」
「…いや考えてたんだけど…おれ、お前のこと…」
大分溜めるな。気になるんですけど!
「…嫌いなのかな、やっぱり」
ガーン!!!
「きっ、嫌いって言われるの初めてだな…意外にも」
ショックすぎてちゃんにすがりつこうと手を伸ばしたら身を引かれた。
「ちょっと触らないで、嫌いかもしれないから」
ガーン!!!!
「なっ、直すよ!?嫌なとこ!どこが嫌い!?特に!!」
「どこ…っていうか、」
ちゃんは俺からふいっと目をそらして少し下を見て考える。
「分からないけど、大ちゃん見てるとイライラするなーって。山田くんと一緒にいるときとか…あ、今日特に」
ん…?
「え、山田と一緒にいるときの俺にイライラするの?」
「うん、何でか知らないけど、いつも以上にウザくない?」
「特に態度変えたりとかしてない…けど…」
はっ!!!
「ちゃん…そのイライラは…なんというか、俺にじゃなくない?」
俺単体にではないというか…。あまりの発見に席をゆっくり立ち上がりながら言う。
「?俺が大ちゃん以外にイライラするわけないよね」
「なんて先入観なんでしょうね!?」
まあ、そっか…
「そういうことなら…」
「何が」
「ちゃんも少し成長してるってことかなぁ…」
「何?上から…」
ちゃんが嫌悪感しかない目でこっちを見るけど気にしない。ちょっとメンタル強くなった?
「だって俺、初恋幼稚園の時ですし?先輩ですし?」
「意味が…よくわかんないけど…やっぱりイライラするな。嫌いなんだろうな…」
向こうを向いてジュースを飲み始めるちゃん。
「嫌いではないって多分!たのむ!」
「あ、ちょっと触らないでください…」
「おまたせー」
山田がにこにこと俺らを見ながら戻ってきた。
「山田!」
近寄って行って肩をガシッと掴む。
「あー、なんというか、まあ…」
きょとんとする山田に早く伝えたくてしょうがない。その時、
「あ!大貴だ!」
「あ、あの水色帽子集団は…」
「倒せー!」
やばっ、集団で攻撃される!もうここは撤収するしかない!
「ごめん!あとよろしく!」
「えっ、大ちゃん!?」
山田、もう大丈夫だ!あとはお前が頑張れよ!
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take a walk - 応援ありがとうございます!一筆月さんのお話読むのが好きなので、私も読んで頂けて嬉しいです! (2023年1月12日 14時) (
レス) id: 02038ffd3b (このIDを非表示/違反報告)
一筆月(いっぴつつき)(プロフ) - こんにちは。以前、『盲目〜』シリーズでコメントいただいた一筆です。主様の小説を読みたいと思っていたら巡り会えました😊お体に気をつけて執筆活動頑張ってください。応援させていただきます。 (2023年1月12日 13時) (レス) id: b67b2d7285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：take a walk | 作成日時：2023年1月11日 12時
