米花町フラグ乙 ページ10
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「はー、クッソ…」
五条先輩容疑者事件からはや数日がたった今日。事件に巻き込まれた次の日、私は案の定五条先輩の任務を押し付けられ、自宅に帰る頃には屍になったいた。
容疑者になったことを爆笑しただけなのに、任務押し付けるとか器小さすぎでしょ。仕方ないから歌姫先輩にそのことを話すと、電話越しで腹筋が死んでいた。面白いからパンダくん質にも話してあげよう。ついでに五条先輩の買ってきたプリンを皆で分け合って食べような(いい笑顔)
五条先輩への小さな復讐を考えていた私だが、現在米花町に来ている。
「よりによって事件現場とか最悪。」
「最初は事件現場の確認ですね、警察には話が通ってますよね？」
「うん、まぁね。朱川家が色々やってるし。」
今日の任務は伏黒くんと一緒だ。伏黒くんは優秀だから私と組まなくても大丈夫だと思うんだけどね。
今回割り当てられた任務はとある立体駐車場。なんでも隣の墓地の影響で呪霊が発生したらしい。そして実害も出てしまっている。
黄色い規制線が張られ、鑑識や刑事が群がっている現場。立っている刑事の中には、つい先日の五条先輩容疑者事件のときにお世話になった人もいる。私のこと覚えられてそうだなぁ、なんて思いながら規制線に近づいていく。この事件は呪術師の管轄だから、現場には私達が優先的に入れるのだ。
「すみません、通してください。」
規制線に立っている警察官にそう言うと、「関係者以外立ち入り禁止です」と言われてしまう。毎回規制線に立つ警察には止められるから正直うざい。担当刑事、ちゃんと言っとけ。
「許可はもらっています、そしてこの事件の管轄は私達ですので。」
ため息を吐きながら、奥にいる刑事を見る。ぱち、と目が合って慌ててこちらへ駆け寄ってきた。
「君、彼女等を通したまえ！今回の事件の担当は彼女達だ。」
「目暮警部！？そ、そうでしたか！失礼しました！」
警察官は敬礼をとり、規制線のテープを上げた。私と、伏黒くんが現場に入っていくとその場にいる刑事達の視線が刺さった。その中には見覚えのある金髪頭も目に入って＿＿＿＿＿＿＿
「は、え、」
「え、お姉さん！？なんで、ここに！？」
そちらへ目を取られていると足元にはコナンくん。……は？なんでコナンくんまでいるの！？
現場には先日の事件で名刺を渡してきた安室透さんと、盗聴器をつけてきたコナンくんがいた。
いやなんでやねん(白目)
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作者名：ななを | 作成日時：2022年6月7日 21時
