三百六十八話＊ ページ25
「ジャハハハハっ！！いいぞ亡霊野郎ッ！そのままこの島の外郭がつぶれりゃあこいつらニンゲンは全滅だァ！」
ルフィ君の攻撃から逃れながらホーディが笑う。
悔しいかなそれは事実。
「ジンベエ、この広場は私がいればどうとでもなる。君の膂力であの船は動かせるだろう。頼めないか」
「…………判った」
長い沈黙の後に短く答えたジンベエ。
理解が早くて助かる、一番早い解決策はアイツを殺して船をどかすしかない。
邪魔してくるであろう雑魚は私たち麦わらの一味が捻り潰す。
さてさて、その姿にここの子ども達は何を見るのかね。
「ゴムゴムの火拳銃っ！」
「うぅォオオオアアァアッ”！！！」
ホーディはルフィ君の追撃で身動き不能。
あと敵の勢力で私のスピードについてこれるような怪物はいない。
「オヒュカスアイ。存分に味わえ」
「！！ば、ばぎゃ……なあああァァァァ……！！！」
眼をかっぴらき告白野郎を見つめる。
覇気を纏わせた蒸気の膜。呼吸すら困難になるほどの蒸気の圧力。
人一人を殺すのに十分の威力を持つ技をアイツに放ち、私は姫の保護に向かう。
確実にあいつは殺せるだろうし、もし仮に生き残ったとしても気絶はするだろう。
「A様っ、船が、止まりました！」
「ああ、そうだね。助かったよありがとう。此処から先は私たちの土俵だ、姫は傷を癒してなあとでうちの船医を連れてくるよ」
見れば体のいたる所から血を流している。
あの告白野郎、船からいろんなものを投げてたんだね。
「ごめんね」
私の指示に従い、広場の方へ戻っていく。
下に群がる雑魚はするめちゃんが触手で蹴散らしてくれているので安全も確保できている。
それに加えて女性陣に危機が迫るともれなくサンジ防衛システムが発動するので抜かりはない。
「ね、サンジ」
「任せてくれていいぜ、男サンジ！何があろうと我がレディたちに傷一つつけてなるモノかっ！」
ツーカーで通じて少し嬉く思いながら、私は広場の中心に降り立つ。
魚人島のすぐ外ではジンベエが一人踏ん張ってくれている。
直ぐにでも援護に向かいたい。
こんなちんけな相手に使いたくはなかったが見せてやるよ。
私の新なる蒸気の爆裂。
「皆ぁぁ！！気ぃつけてねぇ！！！」
巻き起こるは蒸気の嵐。
しかしてそれは二年前のすべてを破壊する爆破ではない。
「
この広場全域を蒸気が覆う。
此処に居る全ての生物の動きが手に取るように分かる。
二年前の蒸気の結界と戦争の時に使ってたグレイトフルスチームの複合進化！
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シーデン(プロフ) - Yodukiさん» コメント、有難うございます。只今作品全体の添削を行っておりますゆえ、添削前と後で齟齬が発生してしまっております。随時更新していきますので、何卒ご容赦下さい。尚、添削後のストーリーでは、アサギを要所要所で登場させる予定です。 (2019年10月17日 8時) (
レス) id: f1f9c9e809 (このIDを非表示/違反報告)
Yoduki(プロフ) - アサギ(蛇)出てこないですか？ (2019年10月15日 13時) (レス) id: 64cce11da8 (このIDを非表示/違反報告)
シーデン(プロフ) - 黒音さん» 了解致しました。続編のその9にて、夢主様に関する事柄を多く取り上げ、記載させていただきます。 (2017年12月2日 22時) (レス) id: f1f9c9e809 (このIDを非表示/違反報告)
黒音 - シーデンさん» でしたら、副船長ちゃんの容貌を詳しく載せてくださいませんでしょうか？ (2017年12月2日 21時) (レス) id: b51887888b (このIDを非表示/違反報告)
シーデン(プロフ) - 黒音さん» ご閲覧、有難う御座います。『イメージ画』是非ともお願いしたいのですが、私が何かアクションを起こす必要がありますか？何分こういったことは初めてですので、ご教授お願いします (2017年11月29日 16時) (レス) id: f1f9c9e809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーデン | 作成日時：2017年8月9日 12時
