二百四十七話* ページ2
「あなた、何者…？」
私がジャングルの真ん中…かどうかはわからないが、ともかく地面に五体投地していると、草むらから女の子が出てきた。
煽情的な衣服に、鉄の弓矢を携えた少し筋肉質な健康そうな女の子。
誰かと思えば、マーガレットちゃんだ。
良かった、人と会うって大目標と場所を確認するっていう小目標が同時に達成できた。
「やぁやぁ、どうも。私の名前はA。君の敵ではないということをここに誓おう。しぃかし、こんなところに誓われても…かな？」
「いや、敵意がないことはわかった。どうだろう、私についてこないか？」
地面に両膝をつけたまま、両手を挙げて降伏のポーズをとる私。
「もちろん、私が信用できれば…だが」
「いんやぁ、ありがたい申し出だとも。是非に」
立ち上がって腰を折り、マーガレットちゃんの申し出に、ためらいなく乗る私。
断る理由はないし、ご飯にありつければ願ったりかなったりだぁからね。
後は、原作通りならいるはずだからねあの男が。
―――
「あはぁー、やっぱり居たかぁー」
「ん、A。その子を知っているのか？」
牢屋の中に眠る我が船長。
やっぱりくまは同じところに飛ばしてくれたようだ、ありがたい。
「あの子は毒キノコを食べたらしくてな」
彼女の話を聞いて、私は顔を下げて髪を掻く。
ほんとあきれたものだな、食欲の権化ここにあり。
「うん、この子ならもう大丈夫だから、ここから出してもらえると私としてはありがたいんだけど」
「そうか、なら…そうだな、いいだろう」
―――
「助かったぞぉ〜〜、おまえもここにいたんだなぁ、A〜」
「はいはい、まだ読抜けきってないならしゃべんないのおバカさん。」
適当に食事をごちそうになった後、ルフィ君が着替え終わって牢屋から出てきた。
まだ足取りがおぼついていないルフィ君本人は気づいていないが、フリルや、お花のアップリケ等々、可愛らしい衣装に仕上がってしまっている。
「ん、なんだ？これ、おれの服！おかしくなってねぇか？！」
「うん、私たちが仕立て直したんだ。似合ってるぞ」
満足そうに頷くマーガレットちゃん。
ルフィ君もマーガレットちゃんもかわいいな。
「んーー、まぁ、いいか」
「いいのね。じゃあどうしようか、このままだとろとうに迷うことになると思うんだけど」
「なんだ、当てがないのか？私が面倒を見るのも吝かでは」
「いや、それだといくらなんでも夢見が悪い。それに、私たちは海に出たいんだ、少なくてもここでじっとしてる気はないぜ」
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シーデン(プロフ) - あかりさん、有難うございます、修正いたしました…。わぁ…恥ずかし…何故気づかなかったのか…。二度は無いよう、見直しを心がけます。ご指摘、誠に有難うございました。 (2017年6月10日 16時) (
レス) id: f1f9c9e809 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - これだと、武装色と見聞色はブルックが1番強い事になってます (2017年6月10日 16時) (レス) id: 52ddd1b5fc (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 正しくは、1<2<3の様に広がっている方が大きくなります (2017年6月10日 16時) (レス) id: 52ddd1b5fc (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - すいません、不等号の向きが逆になってます！ (2017年6月10日 16時) (レス) id: 52ddd1b5fc (このIDを非表示/違反報告)
シーデン(プロフ) - 正実さん、ご指摘誠にありがとうございます。わたくしの注意不足です、申し訳ございません。ご指摘頂いたところは修正いたしました。 (2017年5月2日 17時) (レス) id: f1f9c9e809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーデン | 作成日時：2017年4月12日 15時
