百九十二話* ページ46
クマドリを倒して、着々と塔を登っていく私達。
ナミちゃんも私も体力はほとんど減ってない、何せクマドリは一撃ケーオーだったからね。
ま―そういうわけで、足早にここを去りたいわけだけど、そうもいかなそうだ。
シャンプーのにおいが充満してきた。
サンジとはまだあってないのかな？
扉も閉まった状態だし。
「何…これ、白い…泡？」
その閉まっている扉の下からは、もこもこと粘液が垂れていた。
クマドリは私がやっちゃったし、ここはナミちゃんの成長具合でも図るとします？
私はサポートに徹しようか。
「気をつけて、ここは敵陣…何かの罠だよ」
相手はカリファ。まぁ色々と高性能な彼女ではあるが、能力の関係上私とナミちゃんのコンビニは勝ち目はないだろう。
私物理効かないし、泡は私もナミちゃんも吹き飛ばせるし。
「あら、気づかれちゃった」
妖艶な笑みを浮かべ、扉を開けるカリファ。
いやぁ、その身にまとう泡も相まって煽情的だァ。
「誰！」
「あら、気づかないの？もう貴女達に逃げ場はないのよ！」
両手を広げ、その豊満なぼでぇーを晒し、能力を発動させるカリファ。
逐一セクシーポーズとらな行動できんのか。
ま、冗談はさておいて、彼女は自身の能力で辺りを囲った。
…ふぅん、さては、ポンコツだな？この人。
こっちの能力なぁんもしらねぇーでやんの。
ナミちゃんはともかく、私なんか顔も能力も割れてるってのにさ。
そして、長々とカリファが自分の能力やおまけに六式のことまでべらべらと説明してくれた。私にとってもナミちゃんにとってもありがたい時間だった、イヤー！何やかんやで中々吸う機会がなかったからね、たばこ。
「貴女達、随分と余裕ね？何か勝算でもあるのかしら？」
「なけりゃここにいないさ」
煙草の煙を手で仰ぎながら、私は挑発する。
さっさと終わらせよ？
「可愛くないわね…！」
「褒め言葉！」
こうして、私たちは二人目のCP9と戦いを始める。
まぁ、先程言った通りカリファの泡は私の蒸気で吹き飛ばし、隙あらばナミちゃん
「やるじゃない…！」
「それほどでも！」
私は全身蒸気モードになっているので、お風呂場というここじゃあカリファはまさに手も足も出ない。なので、必然的に標的はナミちゃん一人になるのだが…。
黙ってみてる私じゃありませんことよ？
「おそい」
「っくぅ！」
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シンア - 続き楽しみにしてます。 (2017年3月21日 23時) (
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作者名：シーデン | 作成日時：2017年3月9日 22時
