百五十一話* ページ4
「ギガント・ライフルぅぅううぅう！！！」
「はァァァァァァッ！！」
ルフィ君の巨大化した上にさらに薄く覇気を纏わせた拳と、エネルの何万ボルトという電気の塊がぶつかる。
「ヤッハッハ…！！！私の勝ちだ！その驕り、地獄で償うがよいッ！！」
ルフィ君の腕をはじいたエネルが叫ぶ。
おいおいおい！まじか、ルフィ君押し負けちゃったよ！
腹から血ぃ流してるからか？！
「…ッ！！？」
バァンという爆発音と共に、エネルを中心に閃光が巻き起こる。
なんだ？！私みたいな自爆か？いやコイツがそんなことするはずは無い…。ダメージが遅れてきたか？
「ば、馬鹿な…！！アマル…が…！」
「びゅぅううう〜〜〜！！」
勝ったな。
私の予想は当たり、ルフィ君の一撃が少し遅れてエネルに深刻なダメージを負わせたようだ。
エネルからアマルが剥がされ、膝をつくのと同時にルフィ君のギアが解除され縮みながら飛んでいく。
ルフィ君、覇気を纏わせたギアはまだ無理があるようでいつもより長めに小さくなっているようすだ、私が回収しなくちゃね。
「あぁ…よく寝たグハァッ！」
「何あんた寝てんのよ！ルフィが頑張ってたのに！」
静かだと思ったらゾロは寝てたの！？
あんだけバチバチやってたのに？！おいおい、全く呆れて逆に尊敬すらできてしまうよ。
「エネルッ！お前にこの一撃を与えられる好機に、何よりこの青海人に感謝する！くらえっ！！」
「ヤハハハ…！神に触れるなど…！不敬であるぞッ！死をもってして償えェ！！！！」
「お前などが神であってたまるかぁっ！！」
あー！
ゾロとルフィ君に気ぃ取られてたらもうこんなにいいトコロじゃあないかっ！
あっぶな、またまた名シーン見逃すところだった！
「な、何だ！雷がッ！発動…せんだと！！？」
「『大地』はお前なぞに負けはしないっ！受けろエネル！リジェクトォォッ！！」
海楼石でできたワイパーさん特製の靴で動きを封じられたエネルは戦士が放つ最高の一撃をもろに食らう。
「おぉーー！やったな！」
私の腕で抱かれているルフィ君が興奮して声を上げる。
でもまだあるんだよなぁ、そうだろう？神よ。
「…がッ…！はァっはァ…！我は！神なり！」
全身をぼろぼろにしながらも、立ち上がるエネル。
しっつこいなぁ！
ってーことで、私がとどめを刺す！
「っっ！！小娘ェェェ！！！」
「一人で勝手に飛んでいけぇ！！」
全速力でエネルに近づき、私の能力で吹き飛ばす。
普通なら防がれたのだろうけど、今あいつに余裕はなかったからね〜。
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シンア - 続き楽しみにしてます。 (2017年3月21日 23時) (
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作者名：シーデン | 作成日時：2017年3月9日 22時
