百五十話* ページ3
「小娘ごときがァ！図に乗るなァ！！！」
「わぁっと！危ない！！！」
エネルが極小サイズの鳥みたいな形の雷を私に向かって放ってきた。
あっぶないなぁもう、集中モードじゃあなかったら丸焦げだったぞぅ！
「ッチ…！俺の攻撃を貴様も避けたか…！忌々しいサル共だ…！！」
おーおー、かみが怒ってるわ。
遠くに行っとこ、祟られたら嫌だからね。
「我が一撃は神の天罰ッ！避けるは神の怒りを買うと知れェッ！」
「何が神だ！何にも救わねぇ神が！いったい何処に居るってんだ！！」
激昂したエネルが吠える。
対してルフィ君も叫び問う。
「信じられん…、あのエネルを…ここまで一方的に…。」
「…まさか…青海人が…」
ガンさんとワイパーさんも驚いているようだ。
二人共心底驚きすぎて逆に感情が死んじゃってら。
「ここに、おる。」
ルフィ君の問いに、静かに答えるエネル。
わぁお、ここにきて冷静さを取り戻したみたいだ。
マントラを使い、ゴムゴムのブレットを回避する。
さすが神…、あのエネル顔をかました後からマントラを完璧に使いこなすまでの精神状態にもどした。自分を神と名乗るほどの、絶対的な自信がそうさせたのか。
「ゴムゴムのー！JET！」
「右足の蹴り」
ルフィ君の足は空を切る。
「ゴムゴムのっ！」
「踵落とし」
ルフィ君の足が地面を砕く。
「ちくしょー！あの心読むやつさえなけりゃなー！」
「ヤハハハハ…！マントラがお気に召さんようだな…、当然！それも私の強さの一つだ！…さて、貴様ら、報いを受ける覚悟はできて居ろうな…？！」
トライデントをぶんぶんと振り回し、雷をそこらに放つ。
熱を込めた槍で貫く算段なのだろう。
「…ッ！」
「ヤッハッハッハッハッハ！サルごときが、神を斃すなど夢を見るからそうなるのだァ！！」
コイツ…！！全力できやがった！
私も、もちろんルフィ君も反応できないスピードで、ルフィ君を貫く。
流石は雷速…と、行ったところか…！
「ふんっ！」
「ガぁっ…！！」
刺さった状態のまま、槍を振り下ろすエネル。
当然、ルフィ君は勢いよく地面とキッスすることになる。
「小娘、後は貴様だ。いくら気に入っておったとは言え、おいたが過ぎたなァ！」
「お前の相手は…！おれだ…っ！！」
「おのれおのれ…！どこまでもォ！！！」
腹から血を流しながら、神と対峙する。
決着の時だ…！
確とこの目に焼き付けさせてもらおうじゃあないか！
「ギア…！3っ！！！」
「…雷神、アマル…！」
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シンア - 続き楽しみにしてます。 (2017年3月21日 23時) (
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作者名：シーデン | 作成日時：2017年3月9日 22時
