百五十八話* ページ11
「しぃ〜…まぁ〜…ったぁ〜…のぉ〜…ろぉ〜…くぅ〜…」
「フェーッフェッフェッ！くらえ！麦わら！」
ノロノロビームを食らってのろくなっているルフィ君に、パンチを何度も何度も繰り出すキツネ。といってもルフィ君はゴムなので、全くもって無傷である。
あ、このラムネもイけるね。
あとでルフィ君にあげよ。
「ぶはぁ！動いた！」
「お前も能力者か…打撃が効かんのなら！これでどうだ！」
そう言って、キツネは自分のグローブをトゲトゲ仕様の特製グローブに変える。
割れてるくせに、頭の回転は速いのか。
「動けるんなら！お前の攻撃なんか当たらねぇ！ギア2！」
「何だ？体から…煙？」
ルフィ君はいつでも全力だなぁ〜。
ギア2を発動させ、一気に距離を詰める。
当然ルフィ君のギア2の猛攻をキツネが防げるはずもなく、あっけなくJETピストルでエリア外に吹き飛ばされてしまう。
「うぉおおおお！！！アァーーイェェエエ！！！」
アフロのおかげか、高々と雄たけびをあげるルフィ君がなかなかサマになっている。
ボクシング＝アフロって、固定観念も甚だしいけども。
「やったぜ！さすがルフィ！」
「なんせルフィでアフロなんだからよ、当然だぜ」
ウソップ君とサンジが得意げに話す。
「だからなんで、アフロでパワーアップしたってことになってんの？」「まぁーまぁー、ナミちゃん。勝ったんだからさ、もっとこう…パァーっといこ？」
呆れた様子のナミちゃんを宥め、私はみんなの意識を宴へとシフトさせる。
「なぁ、Aつまみねぇか？」
「後で！」
「…そうか」
まぁすでに一人酒盛りしてる人はいるけど。
ゾロったら私が買ってきた酒瓶飲み切った後いつの間にか酒樽買ってきてるんだもの、びっくりしたよ。
まぁそんなこんなで結局お遊び気分は抜けぬまま試合は終了となった。
…ゲーム終了後…
さてと、呑みながら考える。
考えるのは勿論後ろに控える青キジのことである。
「なぁ、Aちゃん。難しい顔してどうしたんだい？おれの料理美味しくない？」
「んぅ？いや、違う違う。」
いかんいかん、せっかくのムードを私が壊しちゃあいけないよね！
「ちょっと悪酔いしちゃったみたい、向こうで休んでくるね？」
そう言い残し、私は席をたつ。
最近…っていうか空島から帰ってきた時ぐらいから考え事を始めると止まらなくなっている。
そして、私の疑問は何時も同じ場所にたどり着く。
『laaaaaaaaaaaaaa』
おまえはなんだ？
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シンア - 続き楽しみにしてます。 (2017年3月21日 23時) (
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作者名：シーデン | 作成日時：2017年3月9日 22時
