百四十五話* ページ48
嘘だろう…そこまでこいつに意識を向けたことはここではないぞ…！
なんで、ここまで早く…！
「そう睨むな。神の御前であるぞ、控えぬか。」
雷鳴を従えて、私の目の前には神が君臨していた。
「そう、その通りだ。我が、我こそが唯一の神」
心を読んだ神が呟く。
ちなみに、一緒にいたルフィ君たちとは分断されてしまった。
ルフィ君が無理言って面倒だったんだから。確かにルフィ君なら…っと、これ以上コイツにヒントを与えるわけにはいかないな。黙っとこう。
「で、聞くけど何でその神とやらが私の目の前にいらっしゃるんでしょーかー？」
「ヤハハ、何、ちょっとした気紛れよ。私からすれば、貴様のような
待て、イレギュラー？
何で私が異分子であることを知っている…！？
コイツ…何者だ……？！
「だから、神だと言うておろう。平伏すのであれば今のうちだぞ？」
くぅ、一々腹立つなこの神もどき！
「擬きは貴様であろう、人擬きよ。」
「何…？」
「なんだ、己で理解しておらんのか？…つくづく救えぬ阿呆よなぁ！ヤッハッハ！」
何言ってんだコイツ。もどきは私？
私はれっきとした一般ピープルだぞ？これまでで何度か死にかけてるけど。
「ふむ、成程な。大凡は観た。私は満足だ」
一人納得して勝手に話を進める神。
あぁ！
頭が追い付かない！なんなんだ？！一体！
「で、だ。ヒト、貴様は私に付いてくる気は…無い様だな。全く、救えぬ阿呆を救うてやろうと言うに」
「アホアホ言うな！なんなんだよ、人擬きって。意味が分からない！」
「ヤッハッハ…！よい、吠えるな。ようは私は貴様が少しばかり気になったのよ、だからこうして私自ら視て、貴様を攫いに来たというわけだ。」
攫いに…？おまえがぁ？
私なんかを…。つまりコイツ、何かしら私がこっちに来た理由知ってんな？それを餌に私を釣ろうってか。
「その通りだ」
肯定する神。
くっそ、甘く見るなよ？これでもあの人達の副船長やってんだ！
「はぁ、ならよい。とどのつまり、私にとっては全て些事なのだ。貴様が居ようが居まいが、それもな…。ヤッハハハハハ…！！！」
そう囁いて、神は稲妻と共に消えていった。
私が…ここにいる理由…。
あいつはそれを知っている…。就いていけば謎は紐解かれる。
決して、許容できはしない事なのに、頭では理解してるのに…！
私は心のどこかで、神についていくことを望んでいた。
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シーデン(プロフ) - 赤眼鏡猫さん» 連続ですみません。一つ書き忘れたもので。一応言っておきますと、パロディとして他作品のキャラクターを匂わすことはあれど、そのままのキャラクターとして出すと言うことはありませんのでご安心ください。 (2019年8月22日 19時) (
レス) id: f1f9c9e809 (このIDを非表示/違反報告)
シーデン(プロフ) - 赤眼鏡猫さん» コメント有難う御座います。えぇ、英雄王はあの金ぴかのことですネ。F○Oの某女神かどうかはお楽しみに。 (2019年8月22日 19時) (レス) id: f1f9c9e809 (このIDを非表示/違反報告)
赤眼鏡猫 - えっ、ティ○マトォォォォ？！何でっ？！えっ、英雄王はギル○メッシュでしょっ？！F○O 要素だしていいのかよ？！この流れで行くとエル○ドゥとか出てくる感じ？！ 面白かったです!!! (2019年8月22日 17時) (レス) id: 7b6f9874b2 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ - 返事ありがとうございます。続き楽しみにしてます。 (2017年3月2日 8時) (レス) id: 16585850e1 (このIDを非表示/違反報告)
正実(プロフ) - とても面白いです！応援しています！ (2017年3月2日 0時) (レス) id: 448ee3eac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーデン | 作成日時：2017年2月25日 11時
