百十一話* ページ14
覇気について、知りたくてウズウズしている様子のルフィ君。
その周りを囲むように、皆が集まっている。
うぅん。なァるほど、皆覇気についてルフィ君から聞きかじったな。
それで、勿論ルフィ君の説明なんかじゃ理解できるはずもなく、仕方なしに私の起床を待っていたと。
「やっと起きたか」
「で、お前がルフィに教えるって言ってたハキってのは何なんだ？」
ウソップ君とゾロが私の考えを肯定するように私に話しかけてきた。
「そーだA！早く教えてくれ〜！」
ルフィ君が手拍子をして催促する。
よぉし、そこまで期待されちゃあお姉さん張り切っちゃうぞぅ！
その後、皆に『覇気』の種類や覚え方。使う時のコツなどを教えた。まぁ私のこの知識なんてレイリーさんやネットの情報なんだけどね。
「なるほど！何でナミに殴られたときちょっといてぇのかなって思ったらそれか‼」
へ〜！やっぱりナミちゃんは微弱ながらも武装色の覇気を使ってたのか？！
ナミちゃん…天才か…？
「見えない鎧…！」
「心を読んで相手の行動を読む……？」
「相手を一瞬で気絶させる…！？」
ナミちゃんやウソップ君が自分の体を見つめながら言う。
聞いたことがぶっ飛んでて、いまだにそれを人間がやってのけるのかと言うところに疑問を抱いているらしい。
そも、覇気なんてファンタジックな代物をいきなり理解しろってほうが無理あるしねぇー。
「すげえ！おれにもそんなことができるのか…！」
「その力があれば…！」
チョッパーやビビちゃんは率直に力そのものを羨んでいる様子だ。
「真面目な顔のAちゃんも可愛いなぁ〜♡」
サンジは黙って、これは真剣にお願いするよ。
「こんな感じか！？」
「見えるかよ」
ルフィ君とゾロは早速覇気を試そうとしている。
流石はルフィ君、頭で理解することを完全に放棄して、感覚を身に着けようとしているね。
まぁ、当然簡単にいくはずもなく悪戦苦闘しているけど。
――――――
覇気教室を終え、私は今キッチンでスイーツを食べている。
「おぉ〜〜〜？？？こんな感じだなぁ〜〜！！」
ルフィ君が約半日ずぅっと自分の拳とにらめっこを続けていた、唐突に叫ぶ。
「あ、戻った。」「…こうか？」
なにが起きたのかと甲板に出てみると、なんとなんとルフィ君とゾロが目に見えるほどの覇気をその拳にまとわせているのを見つけた。
いやぁ、お姉さんびっくりだぁ〜。
ほかのみんながまだ習得には程遠いが、それが普通だしね〜。
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シーデン(プロフ) - 赤眼鏡猫さん» 連続ですみません。一つ書き忘れたもので。一応言っておきますと、パロディとして他作品のキャラクターを匂わすことはあれど、そのままのキャラクターとして出すと言うことはありませんのでご安心ください。 (2019年8月22日 19時) (
レス) id: f1f9c9e809 (このIDを非表示/違反報告)
シーデン(プロフ) - 赤眼鏡猫さん» コメント有難う御座います。えぇ、英雄王はあの金ぴかのことですネ。F○Oの某女神かどうかはお楽しみに。 (2019年8月22日 19時) (レス) id: f1f9c9e809 (このIDを非表示/違反報告)
赤眼鏡猫 - えっ、ティ○マトォォォォ？！何でっ？！えっ、英雄王はギル○メッシュでしょっ？！F○O 要素だしていいのかよ？！この流れで行くとエル○ドゥとか出てくる感じ？！ 面白かったです!!! (2019年8月22日 17時) (レス) id: 7b6f9874b2 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ - 返事ありがとうございます。続き楽しみにしてます。 (2017年3月2日 8時) (レス) id: 16585850e1 (このIDを非表示/違反報告)
正実(プロフ) - とても面白いです！応援しています！ (2017年3月2日 0時) (レス) id: 448ee3eac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーデン | 作成日時：2017年2月25日 11時
