三十七話* ページ38
「しかし…！あぁ、何という悲劇！僕らにはあまりにも大きい障害が…！！」
「…」
「サンジー後ろ後ろー」
サンジの後ろに威圧感マシマシで立っているのは、オーナーゼフことMrビック障害。
「・・・その障害ってのぁおれのことでいいんだな？サンジ」
「クっ…クソジジイ…」
急に後ろから声をかけられたサンジは、バッと振り返り、構える。
蹴られると思ったんだろう。
けれど、ゼフさんは一向にサンジを蹴ろうとしない。呆れたように溜息を吐くだけだ。
「いい機会だ。そいつらと一緒に海賊になっちまえ」
「なにぃ！？」
ゼフの言葉に衝撃を隠せないサンジ。
その後サンジとゼフが取っ組み合いの喧嘩をし、サンジがふきとばされる。
「おれは何が起きようともこの店をやめねぇ！ジジイ！てめぇが死ぬまではな！」
「おれは死なん！あと百年は生きる！」
百年…Drクレハとかもそうだけどワンピースのおじいちゃんやおばあちゃんってどうしてこんなに元気なのかなぁ？
あ、因みにお皿は全部各自で回収済み！もったいないからね！
さらに言うとルフィ君は胃袋に回収した。一瞬で。
「よーし！許しが出たな！これで海賊に！」
「なるかぁ！！」
ちぇ、このままギャグ路線で仲間になってくれたら簡単なのになぁ〜。こりゃ説得に時間がかかっちゃうねぇ。
「さてと、先程は失礼。メドマァゼル♡お詫びにフルーツのマチェドニアを…」
コトリ、と優しくテーブルにワイングラスの様な入れ物に入ったパフェみたいなデザートを提供してくれるサンジ。
私甘味にとんと疎くてこーゆーのあんまり知らないんだねぇ、いい機会だし食べてみよう。
「わーお！美味しそう！」「ありがと、やさしいのね」
「いえいえ♡」
うぅ〜ん、パフェみたいなガツンとくる甘みは無いけれど、フルーツの優しい酸味と独特の甘み。フルーツポンチみたいな爽やかさもあるね。
「俺達にはなんの詫びもなしか！？訴えるぞこのラブコック！！」
「てめぇらには粗茶出してんだろうが礼でも言いやがれ長っ鼻。」
「なにおぅ！やんのか！手加減しねぇぞ！・・・やっちまえゾロ！」
「何で俺が、てめぇでやれよ」
私がマチェドニアを楽しんでいると、ウソップ君がブーイングを飛ばす。
「やめて！わたしのために争わないで！」
この状況を楽しんでいるナミちゃん。いい性格してるね・・・。
「はいやめます♡」
「誰がてめぇのためだ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 470人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シーデン | 作成日時：2017年1月17日 21時
