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三十九話* ページ40

クリークの命令どうりに食料を用意するために厨房へ向かうサンジ。
途中他のコックたちに邪魔されてしまうが、それらをはねのけ厨房へ向かう。


「そうだ。それでいい!」

そう叫び、一人悦に浸るクリークに、パティがバズーカ砲をぶちかます。

まぁ、ダメージはないのだろうけど。流石は腐っても鯛。ウーツ鋼の鎧とやらはいくら汚れても主をしっかりと守っている。

「おい、船に残ってるやつはどうするんだ」
「さぁな、船にバターでもぬって炒めるか」


パティとカルネが言う。この二人のこうゆうところがけっこう好きだ。
まぁ今はそんな冗談言っている暇じゃあないんだけれどね!

「そいつァうめぇんだろうなァ!?ヘボコック!!!」
「何?!生きてんのか?!」

周囲に立ち籠める黒煙を、その太い腕で振り払い、その姿を現すクリーク。



「くそ不味いデザート食わせやがって…!最低のレストランだぜ…!いいか!この俺が最強だ!!誰よりも強い鋼の腕!誰よりも硬いウーツ鋼の体!そして!全てを、全てを破壊するダイヤの拳!!この俺が、世界を統べるのに最も、ふさわしい男なんだ!!」


その台詞にルフィ君が食い付き、クリークと言い合う。怖いもの知らずとはまさにこのこと。
まぁ、戦っても負けないけどね。


その後、まさに一触即発状態だったクリークは、サンジから渡された百人分の食料を持って、自分の船に帰っていく。



…時間経過中…

ゴゴゴゴゴゴ………!!!!!

ついにあの男が現れ、騒ぎを起こす。
本当に人騒がせな人だな!かの世界一の剣士、ジュラキュール・ミホーク!


「錨をあげろ!この船ごと持ってかれちまうぞ!!」


的確に指示を出し、被害を最小限に抑えようとするオーナー。流石だ、貫禄が違う。

「まずい!ナミもヨサクもジョニーもまだ外にいるってのに!」
「もう手遅れかもしれねぇぞ!」

私が一人感心していると、ゾロとウソップ君が外に向かった。
私もその後についていく。

…移動中…

「アニキー!」「アネキー!」
「無事か!?」「船がねぇぞ!ナミはどうした!」


あー、そうだったねぇ。この時か、ナミちゃん…。


「すいやせんアニキ…!ナミのアネキはもうここにはいないんです!」
「アネキは!宝全部持って逃げちゃいましたー!」



「「「何いぃ!!??」」」




皆何でこんなに息を合わせられるのか。
さて、私も何か反応しなくちゃねー

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作者名:シーデン | 作成日時:2017年1月17日 21時

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