四男の悩み ページ23
海人side
「最近、プロにならないかって…とある学校から誘われてて」
紫「そうだったんだ。海人バスケ上手だもんね」
上手かどうか、自分で判断は出来ないけど、、
コーチやチームメイトからは良く「海人のお陰で優勝できた！」など
有難い言葉かけてもらえることが多い。
「うん、でも迷ってて…」
紫「え、」
「……看護師、なりたくて」
紫「海人」
最近、紫耀にぃが仕事を辞めて
医療関係の道に進んだのを見て、思い出したんだ。
小さい頃の夢を＿＿＿＿。
「紫耀にぃが最近、新しい夢の為に頑張ってるのを見て、思い出したの」
紫「思いだした？」
「うん、小さい頃から廉にぃがしんどそうなのを間近で見てて、生きるって凄く大変で、でも同時にすごい事なんだって思ったの」
紫「うん。そうだね。俺も廉から命の大切さや尊さを学んでるなぁ」
そう。廉にぃを見てると
頑張ろうって思えるのと同時に「生きる」って大変な事なんだと教えてもらえる。
「それで……廉にぃ、ここ最近しんどそうで、、この前、心臓が止まって…俺、何もできないんだって、無力だって思った」
紫「っ…」
「分かってる。家族が傍に居るだけで違うって。廉にぃもそう言ってくれるって思ってるし。俺は素人で医療知識なんて１つも持ってないただの学生だってことも」
紫「うん」
でも、でもね、
俺だって廉にぃを守りたい。
医者…よりも看護師さんになったら、廉にぃの
身体と心に寄り添えるんじゃないかって。
そう思った。
それに櫻井先生って言う凄く頼りになる優しい先生が
もう廉にぃの傍に居てくれてるから。
「でも、、廉にぃを守りたい。家族として、弟として」
紫「かいと。うん、海人ならすげー優しくて、患者さんの心に寄り添う看護師になれると思う」
「っ、」
紫「それで悩んでるんだね。プロになるか、看護師になるか」
その言葉に小さく頷いた。
まだ俺は中学生。
高校の進路を決めないといけないとなった時に
ふと浮かんだ自分の将来。
自然とバスケ選手かなぁとか思ってたけど、違う道もありなんじゃないか
って思ってた時に廉にぃの身体にあんな事が起こったから…。
紫「俺はどっちになっても応援するよ」
「え、」
紫「だって大切な弟だもん。海人がどんな道に進んでも、俺はずっと応援してる。だから、海人。ちゃんとしっかり長い時間かけて自分自身と向き合いな」
自分自身と…。
紫「そうすれば後悔の少ない選択を取れると思う」
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黒瀬優花(プロフ) - ブロッコリーさんさん» ブロッコリーさん、こんばんは。コメントくださりありがとうございます！そして中々更新出来ずにいるにも関わらず読んでくださりありがとうございます。ゆったりではありますが更新再開できるように頑張りますので、もう暫く待ってて下さると有り難いです。 (4月9日 18時) (
レス) id: 37fcb029c3 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッコリーさん(プロフ) - 結構夢中になって読んでた もしまた時間ができたり気が向いたら続編を書いて欲しいです！ (4月8日 22時) (レス) @page32 id: a90091c360 (このIDを非表示/違反報告)
みぃみぃ(プロフ) - 私はこの先もこの小説みたいです。話の展開のテンポが良く、あっという間に見終わってしまうので何周もしてるので無くなるのは寂しいです。他Gファンですが、あのニュースには衝撃を受けました。落ち着くのも時間がかかると思いますが更新を楽しみに待ってます。 (2022年11月6日 22時) (レス) @page28 id: 4a06696770 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - はるきさん» はるきさん、お返事が大変遅くなってしまい申し訳ないです汗最新話、読んでくださりありがとうございます。はるきさんから頂いたアイディアをもとに制作させていただきました。元々平野君にはそういう立ち位置についてほしかったので。今後もよろしくお願いします。 (2022年9月27日 11時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
はるき - 黒瀬優花さん» 最新話、見ました。まさかの紫耀くんが会社を辞めて大学に入り直すと言う展開は予想外で驚きでした。確かに家族の中に医療に詳しい人がいたら心強いですね。紫耀くんには是非大学を頑張っていつか廉くんの病気を治して欲しいです。今後の展開がどうなるのかが楽しみです (2022年9月25日 22時) (レス) id: 801ad08d69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬優花
| 作成日時：2022年8月16日 16時
