初めましての治療 ページ9
*ここから出てくる、喘息の治療は架空です*
廉side
「在宅酸素療法と、これなに?」
俺の目の前に置かれた2州類のパンフレット。
左の方に書かれてる「在宅酸素療法」は
やった事はないものの、聞いたことはある。
家で、酸素吸入をして
呼吸を手助けするというもの。
やけど、、
もう一つの、黄緑色のパンフレットに書かれた
治療法の名前は全く聞いたことが無くて
不安ばかりが蓄積されていく。
翔「うん、廉のストレス性の喘息を良くする治療法で、世界ではまだ少ない症例なんだけど、けど良くなったって言う報告があるんだ」
「……分かった、受けてみる」
翔「ありがとう。しばらく、薬が体に慣れるまでは副作用があるんだ」
それは覚悟してたで?
新しい薬を使うってなると
必ず出てくるんが"副作用"やからね。
そんで、俺
人よりも副作用が出やすい、らしいねん。
やから翔ちゃんが心配そうな声で聞いてきたんよな。
「おん。大丈夫やで。副作用なんて慣れっこやもん」
翔「慣れっこでも、しんどいのはしんどいでしょ?ごめんね、副作用を軽減する薬は今回使用できないんだ」
ちょっとしんどくて
ベットの上生活になるってことよな。
「ん、ありがと。けど、それで喘息が楽になるんやったら、全然耐えられるから」
翔「分かった……けど、しんどくなったら翔ちゃんに電話してきていいよ」
「え?」
翔「もちろん、定期健診の時にも話は聞くけど。電話の方がすぐに吐き出せるでしょ?しんどいって気持ち」
「ん、」
そんな事を言われたんが初めてやったから
びっくりしたけど、翔ちゃんの優しさが詰まってるから
有難くその提案を受け入れた。
*
*
それから2日後。
兄貴が病室まで迎えに来てくれた。
紫「体、大丈夫?怠いとか、しんどいかない?」
「おん。平気やで」
そう言いながら、シレっと
荷物を持ってくれる兄貴。
紫「よし、行こっか」
「おん」
今朝、翔ちゃんの診察は受けてるから
お家の人が迎えに来たら帰っていいよ。そう言われてんよ。
紫「このまま帰って平気なの?」
「うん。朝、翔ちゃんの診察は受け取るし、帰ってええって言ってもらえとるからさ」
紫「そか、じゃあ帰ろっか」
その言葉に頷いて
兄貴とゆっくり歩いて病院を出る
紫「本当は父さんが迎えに行く!って張り切ってたんだけど…笑」
「仕事?」
紫「そう。急に電話が入って…『紫耀頼む!!』って言って仕事行ったんだよ」
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黒瀬優花(プロフ) - あいこさん» あいこさんこんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。そしてそう言ってくださりありがとうございます。こちらの更新が中々出来ずすいません。今現在構成を考えている最中ですので、更新再開までもうしばらくお待ちくださると嬉しいです (2022年6月4日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ - いつも読んでます! (2022年6月4日 17時) (レス) @page49 id: 9039b1adc5 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん、こんにちは。謝らないでください。伝えてくださるって事だけで嬉しいです!こちらこそありがとうございます。完結後も何度も読んでくださると嬉しいです。私なりのペースで最終回まで走っていきますのでよろしくお願いしますm(__)m (2022年4月2日 9時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 黒瀬優花さん» いつも楽しみにしてるって事を日頃からお伝えできてたらよかったですね、すみません!いつもありがとうございます♡きっと他にもこの物語の更新もすごく楽しみな方がたくさんいると思います。完結してもまた何度も読ませていただきますね☆これからも応援しています (2022年4月1日 21時) (レス) id: 91dc508731 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆうさん» ゆうさんはじめまして。コメント下さりありがとうございます。そう言って頂けることが滅多にないのでとっても嬉しいです泣完結してもこの作品は残ってるので、読んでくださると嬉しいです^^完結まで見守ってくださると嬉しいです (2022年4月1日 14時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2022年1月9日 11時