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廉side
ずっと、苦しくて
ずっと、しんどくて
昨日の時点で、もう嫌になってて
止めたいって思ったんに、
それを上回るほどしんどくて
もうずっと寝てばっかりおった。
しんどくて動く元気もなくて
ホンマにずっとベットの上で寝てたい。
けど、さっきで水を飲みほしてもうたみたいで
喉が渇いてもうて、下に降りなあかん状況に。
*
*
「はぁ……はぁっ…っ…ふぅ」
階段1つ降りるだけで、心臓が悲鳴を上げてて
上がる息を必死に抑えながら
手すりを使ってゆっくり降りる。
「はぁ……っ、はぁっ…」
って俺、スマホって言う手があったやん。
なんでわざわざ降りてんねん。
階段を半分くらい降りたところで気づいた。
そうやん、スマホあるやん。
俺ホンマあほやん。
けど、ここまで来たら降りないと
上がるほうが絶対しんどいから
もう後戻りは出来ひんし…
「はぁ……っ、はぁはぁ、」
頑張るしかないわ。
そう決めて、深呼吸してゆっくり降りる。
*
*
階段を降り終わって、最後に深呼吸をして
歩いてリビングまで向かって、ドアを開けると
海人が気づいてくれて、その後に父さんも駆け寄ってきてくれて
身体をすぐに支えてくれた。
優「どうした」
「水飲みたくて…っ…はぁっ…降りてきたっ…」
上がる息を整えながら父さんに
降りてきた理由を伝える。
優「2階のもうなかったか。ごめんな、しんどいのに降りさせて」
「全然…俺も、スマホがあったん…途中まで…忘れてて…」
海「そかそか、今お水持ってくるから。父さん廉にぃの事よろしく」
優「おう、任しとけ!」
そう言った後、父さんが俺の事を抱えてくれて
ソファーに座らせてくれて、背中を摩ってくれた。
「はぁ…はぁ…」
紫「2階から酸素、持ってくる?」
優「その方が良さそうだな。紫耀、頼めるか?」
紫「うん、全然大丈夫だよ」
兄貴が2階に上がって
酸素を持って降りてきてくれて
俺の顔に酸素マスクを当ててくれてスイッチを入れてくれた。
*
*
海「はい、廉にぃ。お水。ここに置いておくね」
優「紫耀と海人、ありがとな」
酸素のお陰で段々呼吸が楽になってきて
酸素マスクを外して乾いてた喉を潤す。
「っはぁ…うま」
海「美味しい?良かった」
呼吸が楽になった。とはいえ
今の俺には酸素がないとすぐに苦しくなってしまうらしくて
そんな父さんに気づいて酸素を付けてくれた。
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黒瀬優花(プロフ) - あいこさん» あいこさんこんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。そしてそう言ってくださりありがとうございます。こちらの更新が中々出来ずすいません。今現在構成を考えている最中ですので、更新再開までもうしばらくお待ちくださると嬉しいです (2022年6月4日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ - いつも読んでます! (2022年6月4日 17時) (レス) @page49 id: 9039b1adc5 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん、こんにちは。謝らないでください。伝えてくださるって事だけで嬉しいです!こちらこそありがとうございます。完結後も何度も読んでくださると嬉しいです。私なりのペースで最終回まで走っていきますのでよろしくお願いしますm(__)m (2022年4月2日 9時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 黒瀬優花さん» いつも楽しみにしてるって事を日頃からお伝えできてたらよかったですね、すみません!いつもありがとうございます♡きっと他にもこの物語の更新もすごく楽しみな方がたくさんいると思います。完結してもまた何度も読ませていただきますね☆これからも応援しています (2022年4月1日 21時) (レス) id: 91dc508731 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆうさん» ゆうさんはじめまして。コメント下さりありがとうございます。そう言って頂けることが滅多にないのでとっても嬉しいです泣完結してもこの作品は残ってるので、読んでくださると嬉しいです^^完結まで見守ってくださると嬉しいです (2022年4月1日 14時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2022年1月9日 11時