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優太side

櫻井先生が家に来てくださってから

1時間半が経過したころ、階段が降りる音が聞こえて

その後、リビングのドアがガチャリと開いた。


「あ、どうも」


反射的に立ち上がって先生にお礼を言う。


翔「いえ。連絡くださって助かりました。あのままだと廉、また我慢ばかりしてただでさえ辛い治療中なのに、更に辛くなるところでした」

「すいません、ホント、いつも」

翔「全然。それでお父さん、少しお話しが…」


そう言って、真剣な雰囲気に変わった櫻井先生。


「なんで、しょうか…」


つい、俺の方も身構えてしまう。


翔「廉の喘息の治療なんですけど、一週間ほどおやすみ期間を設けたくて…」

「おやすみ期間…ですか?」


そんなに悪そうな話じゃなくて

肩の力がフッ__と抜ける。


翔「はい。当初の予定ではおやすみ期間は入れず、完治するまでその投薬を続けて効果を得る。という感じで組んでたんですけど…。廉の体力、心の面を考えて1週間ほどおやすみしてからまた再開っていう形に変更したらいいかなと思いまして…」

「それでも、薬の効果だったり、副作用が強くなるって事は…?」

翔「ないです。効果もちゃんと出ますし、身体が慣れれてばお休みしても強く出る事は無いと思います」


櫻井先生の話を聞いてる時から

ずっと頭の中にあったこと。


おやすみは廉の為にも必要な判断だと

俺も思った。


けど、それをすることで

薬の効きが悪くなる。とか更に副作用が強く出てしまう。

みたいな、やめる事で何かあるんではないか。と

同時に考えてしまった。


けど、そんな悪い考えも

櫻井先生の言葉で消えて行った。


「分かりました。よろしくお願いします」

翔「はい、任せてください、とりあえず廉とも話して今週は頑張ると決めたので、来週はおやすみする形です」


と、最後に説明を受けて

櫻井先生は家を後にした。



















それから廉の部屋に行くと

顔はまだ赤いけどスヤスヤと

心地よさそうに眠ってる様子に安堵した。


「しんどいよな、ごめんな…」


まだ17歳

17歳の子が背負うには重すぎたよな。

ごめんな、いつも父さん

廉のしんどいって言う気持ち、気づけてやれなくて。


父親なのに、

全然気づいてやれない自分に腹が立つ。


廉の為にも今度こそ

しっかりと廉を見ててやらなきゃ。

と決意したと同時に廉が起きた


「おはよう。って夜だから違うか」


なんて呟きながら廉の手首を取って脈を確認する。

*→←*



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黒瀬優花(プロフ) - あいこさん» あいこさんこんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。そしてそう言ってくださりありがとうございます。こちらの更新が中々出来ずすいません。今現在構成を考えている最中ですので、更新再開までもうしばらくお待ちくださると嬉しいです (2022年6月4日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ - いつも読んでます! (2022年6月4日 17時) (レス) @page49 id: 9039b1adc5 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん、こんにちは。謝らないでください。伝えてくださるって事だけで嬉しいです!こちらこそありがとうございます。完結後も何度も読んでくださると嬉しいです。私なりのペースで最終回まで走っていきますのでよろしくお願いしますm(__)m (2022年4月2日 9時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 黒瀬優花さん» いつも楽しみにしてるって事を日頃からお伝えできてたらよかったですね、すみません!いつもありがとうございます♡きっと他にもこの物語の更新もすごく楽しみな方がたくさんいると思います。完結してもまた何度も読ませていただきますね☆これからも応援しています (2022年4月1日 21時) (レス) id: 91dc508731 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆうさん» ゆうさんはじめまして。コメント下さりありがとうございます。そう言って頂けることが滅多にないのでとっても嬉しいです泣完結してもこの作品は残ってるので、読んでくださると嬉しいです^^完結まで見守ってくださると嬉しいです (2022年4月1日 14時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2022年1月9日 11時

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