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廉side

「けほけほっ…しょ、ちゃ…けほけほっ…」

翔「無理に喋らなくていいから」


そう言いながら、吸入器を

俺の口元に当てながら

胸を摩ってくれて、酸素飽和度も測ってる翔ちゃん


翔「ゆっくり深呼吸ね。大丈夫だからね」


その問いかけに、小さく頷く。













「はぁ…楽なった…けほ、」

翔「うん、だいぶ落ち着いたね。完全に咳が無くなるまでは、マスク付けといてね」

「ん、わかった…」


翔ちゃんの言葉に

返事をして、身体をベットに預ける。


翔「れん、次はもっと早く呼びなよ」

「え、」

翔「全然大丈夫だから。迷惑とか考えないで。咳が出たら、少しでも呼吸が苦しくなったら、呼んでいいんだよ。発作に繋がったほうが嫌だろ?」

「うん……分かった。ありがと」

翔「うん。いい子」


もう、子供ちゃうのに…

そう思いながらも、何故か

頭を撫でてくれる、翔ちゃんの手を受け入れてる自分も居た。












翔「夕飯は食べれそうかな?」

「ん、普通に食欲あるし、」

翔「なら良かった。じゃあ、量は少な目で持ってきてもらうね」

「お願い、」

翔「夕飯まで少し時間あるから、寝ときな」


その言葉に頷いて

目を閉じればあっという間に夢の中やった____。













_れん…_廉…廉?


「ん…あ、翔ちゃん?」


あれからどれくらい寝てたんやろう。

翔ちゃんの優しい声で目が覚めた。


翔「そう、翔ちゃん。夕飯の時間なんだけど、食べれそうかな?」

「ん、平気…」


そう言いながら、体を起こすと


翔「おっと…大丈夫?」

「ん、ちょっと…っ」

翔「貧血かな?もう一回横になろうか」


そう言って、俺の身体を支えながら

ベットにもう一度寝かせてくれる翔ちゃん。


翔「目の下ごめんね〜」

「ん、」


俺の目の下をペロッと捲って

診察をしてくれる翔ちゃん。


翔「うん、貧血だね。輸血しよっか」

「わかった、」


輸血せなあかんくらい

酷い貧血起こしてるんや


まぁ確かに、寝てれば治る感は

自分でもしいひんかったけど、



翔「ちょっと待っててね」


そう言って翔ちゃんは

俺のごはんを片手に病室を出て行った。


「はぁ…っ、しんどっ…」


貧血に慣れっ子っちゃ、慣れっ子やけど…

ここまで酷い貧血は久しぶりやな

なんて考えながら

左腕を目の上に当てて、じっと耐える。












翔「お待たせ。左手ごめんね〜」


そう言って、自由だった左手に

輸血が繋がった__。

*→←*



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黒瀬優花(プロフ) - あいこさん» あいこさんこんばんは。お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。そしてそう言ってくださりありがとうございます。こちらの更新が中々出来ずすいません。今現在構成を考えている最中ですので、更新再開までもうしばらくお待ちくださると嬉しいです (2022年6月4日 21時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ - いつも読んでます! (2022年6月4日 17時) (レス) @page49 id: 9039b1adc5 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん、こんにちは。謝らないでください。伝えてくださるって事だけで嬉しいです!こちらこそありがとうございます。完結後も何度も読んでくださると嬉しいです。私なりのペースで最終回まで走っていきますのでよろしくお願いしますm(__)m (2022年4月2日 9時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 黒瀬優花さん» いつも楽しみにしてるって事を日頃からお伝えできてたらよかったですね、すみません!いつもありがとうございます♡きっと他にもこの物語の更新もすごく楽しみな方がたくさんいると思います。完結してもまた何度も読ませていただきますね☆これからも応援しています (2022年4月1日 21時) (レス) id: 91dc508731 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬優花(プロフ) - ゆうさん» ゆうさんはじめまして。コメント下さりありがとうございます。そう言って頂けることが滅多にないのでとっても嬉しいです泣完結してもこの作品は残ってるので、読んでくださると嬉しいです^^完結まで見守ってくださると嬉しいです (2022年4月1日 14時) (レス) id: b90b4ec0c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒瀬優花 | 作成日時:2022年1月9日 11時

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