【テニプリ】泳げ、学校を

１２尋 ページ13

あれから一日たった某日

放課後の誰もいない教室で一人で葛藤をしていた

自分で言ったことは分かっている

自分が部活に入る、なんで思ったことと反対のことを言うんだ

その能力はいらなかった

部活の時間が刻一刻と迫ってくる

あ「あぁ!!!もう!」

自分の頬を叩いて気合を入れ

ままよとテニス部に向かうことにする

届けを渡邊先生に出したときにもらった

こけしを案外気に入ってしまっている自分が少し嫌になった

白「入ってくれるんやな!!」

あ「あー、まぁ･･･色々あって･･･色々については聞かんといて」

白「わかった、お口チャックやな」

あ「男が言うても萌えんで、むしろキモい」

少しショックを受けたようで、顔が引きつっている

写真撮ってやろうか?心のデジカメのシャッターを押してやった

即座に消去だがな

白「んじゃ、みんなに紹介するからこっち来いや」

あ「わざわざ紹介せんでもえいて･･･」

白「せなあかん、いきなり人増えとったらみんな混乱するやろ」

んなもんなんか

自分以外が混乱しようとも正直どうでもいい

そういうことは誰しも考えている

それを口に出すか、しないかで世渡り上手が決まるのだ

もちろんしないほうが何メートルでも渡れる

私は後者だ

白「ちょお集まってや」

集合をかける白石なんてはなから私の目に写ってなどいなかった

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