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『あれ、はこたろーから電話だ、』
仕事が終わってしるこ兄さんに「終わりました」と連絡を入れて来てくれるのを待っていると、数分後にはこたろーから電話が入った。
『もしもし？』
《おつかれ》
『ありがとう。…どうしたの？』
《今店の前についたから、出てきて》
『え？ありがと………でも今日はしるこ兄さんが迎えにきてくれるんじゃなかったっけ？』
どちらが迎えに来てくれてもありがたい事には変わりないんだけど…。
なんとなく気になって疑問を口にしてみると、《仕事が思ったよりも早く片付いたから、》と返ってきた。
…そういうことか。
『仕事終わってすぐごめんね？すぐ外に出るから待ってて』
私は電話を切って急いで店を出た。
いつもの場所に立っていたはこたろー。
『おまたせっ』
少し走って息の上がった私を見て、はこたろーは「そんなに急がなくてもいいのに」とくすくす笑う。
『だって、待たせたら悪いと思って…仕事終わりなのに、』
「逆に気ぃ使わせちゃった？兄さんの方が、」
『そんなことない！来てくれて嬉しい！！』
きっと、兄さんの方が良かったか。とか言おうとしてると思って私は食い気味に否定する。
はこたろーが来てくれて嬉しいに決まってるじゃん。
そんな私を見て、はこたろーは一瞬驚いた顔をしたけどすぐに「必死すぎ」と笑った。
…笑われちゃった。
私、最近気づいたんだよね。
はこたろーに笑われるの嫌いじゃないの。馬鹿にされてるのかもしれないけど、私を理由に笑ってくれてるのって幸せじゃない？
こんなこと言ったら重い女って思われちゃうかもしれないから口には出さないけどね。
「喜んでもらえたなら来て良かったよ。じゃあ帰ろう」
『…うん！』
歩き出したはこたろーの横に並んで私も足を動かした。
歩き始めて少し経った頃、ピコン！とスマホが鳴った。
誰だろ？と画面を見ると瀬口くんからで【出かけるの来週の土曜はどう？】というメッセージがきていた。
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おゆき(プロフ) - ましろさん» コメントありがとうございます！あやかさん…私はおゆきと言います！よろしくお願いします（汗）少し最後は駆け足になりましたが、素敵な感想をいただいて無事に完結させることができました。ありがとうございました！ (2021年6月13日 15時) (
レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ - すごくきゅんとして、続きがとっても気になります！ゆっくり、あやかさんの無理のないペースで素敵な作品を仕上げていってください！すっかりファンなので、楽しみに待っています。 (2021年4月15日 16時) (レス) id: ee9621a8b6 (このIDを非表示/違反報告)
おゆき(プロフ) - るんさん» 見てくださってありがとうございます！少しずつになりますが、完結まで頑張って更新していきます！ありがとうございます！ (2021年4月15日 14時) (レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
るん(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます。更新楽しみにしてます！！！ (2021年3月16日 22時) (レス) id: f14a3f6d70 (このIDを非表示/違反報告)
おゆき(プロフ) - ねこたろうさん» ありがとうございます！嬉しいお言葉ありがとうございます！少しずつ書き進めていくので気長に待っていただけると嬉しいです！ (2021年3月11日 7時) (レス) id: 1843c20691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆき | 作成日時：2021年1月28日 23時
