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一方・・・
「 どうしよう 」
部屋を抜け出し、一人お散歩中のことりでしたが迷子です
安井邸は裏が森になっており、どうやら庭から外れて彷徨っているご様子
「 おうちどこ? 」
周りを高い高い木々に囲まれ、方向感覚も失ったと思われます
「 照が悪いんだもん。 わたし一人お部屋においてくから 」
勝手に抜け出した癖にお付きの照に八つ当たりすることり
ガサガサガサ!!
何かが近づいてくる音が聞こえます
「 狼? 熊? 」
現在狼は日本に存在しません
熊は・・・否定できませんが
段々大きくなる音にパニック状態です
「 きゃ・・ 」
悲鳴をあげそうになったとき
「 やっと見つけた! 」
汗だくで息を切らした謙太郎が現れました
「 このバカ! 手間かけさせて!! 」
「 ご、ごめん・・なさ・・い 」
「 まあ、無事だったから 」
『 良かったけど 』と言い続けようとしたとき
ポロポロと大粒の涙を零すことり
「 えっ? 」
驚く謙太郎にことりが泣きながら駈けよりました
受けとめようと腕を広げたとき、
「 !! 」
謙太郎は素通りされました
「 心配しましたよ、ことり様 」
「 こ、怖かったよう 」
「 すみません、お一人にしてしまって・・・ 」
ことりが小さな手でしがみついたのは、お付きの照の胸だったのです
差し出した謙太郎の手は空を切り、
ただただ二人の姿を見つめることしか出来ませんでした
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姫保(プロフ) - 優希さん» コメントありがとうございます。これからもキュンキュンなお話を書いていきたいと思います。 (2015年12月4日 19時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
優希 - 第1シリーズ完結お疲れ様です!めっちゃキュンキュンして2人が可愛かったです! (2015年12月4日 11時) (レス) id: 0f9364f020 (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - m1m0wmさん» ありがとうございます。もう感謝の気持ちと言葉しかありません!何回も繰り返し読んでいただけて、私もおやゆび王子達も幸せいっぱいです。 (2015年8月6日 23時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)
m1m0wm(プロフ) - 読ませていただきました!想像したときの2人が可愛すぎて癒されました。このお話ダイスキすぎて何回も繰り返し読ませてもらってます (2015年8月6日 20時) (レス) id: 2659e69228 (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - NONAMEさん» うふふ・・・疲れがとびました。コメントありがとうございます(*´▽`*) (2015年6月3日 1時) (レス) id: 000b5a5ba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:姫保 | 作成日時:2015年4月12日 22時