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かぞく7 ページ8

「英くん、今どんな感じかな。心情は」


英「っ、わかんなッ、」


「痛い?寒い?暖かい?直感でいいんだよ」


英「ぁ、あたた、かッ、っい」


「次も直感でいいからね



 嬉しい?幸せ?」






英「どっちもっ、」


「ふふ、そっかぁ。嬉しいし幸せか!俺も嬉しいな!」


英「どうしてっ?」


「英くんが幸せって言ってくれたから!人の幸せは他人も幸せにしてくれるんだよ!」



英くんは結構素直な子だと思う


出会ってすぐに幸せと嬉しいを感じ取れたし




「じゃあ次の質問ね



 お腹空いた?」←



英「えっと…」



「いいんだよ、自分の意見言って

 ここでは英くんの言う権利あるんだから」


言う権利がある


そう言うと英くんは目を見開いて、




英「…うん」



初めて、英くんとコミュニケーションがとれた気がした


それは俺にとってとても嬉しいものだった


人見知り同士でも返答にはちゃんと答えてくれる


けど英くんは獣人だからだろうか全くとれる感じはしなかった


獣の血が混ざっているのもあるけど、やはり人間の血も流れている


こうやってコミュニケーションを言葉でとれるのは人間だからこそ


人間同士だから出来ることだと改めて思わされた


ちゃんとまっすぐ獣人と話せば答えてくれる


今回は英くんに教えられた気がした



「じゃあご飯食べよ!冷めているから食堂行ってもっかい温めようか!」


二つのお盆を一つ英くんに渡す


「英くんのだから自分で持ってね」


二つはさすがに持てそうになかった((


自分のお盆を持って食堂に行く


食堂に着くとまだ榊たちやメイドさんたちがいた




「あれ、まだいたの?」


榊「皆で食べたほうがより美味しくなりますよ」




榊たちは俺と英くんを待っててくれてた


自分たちだってお腹空いているのに俺たち二人を待っててくれてた


その事が純粋に嬉しくて、つい笑顔がこぼれる





その日はお父さんやお母さん、シェフ、執事やメイドさん全員で遅めの夕飯



俺はもちろん英くんの隣



これからはここが英くんの定位置になるかな




父「(人1)、英くんとは仲良くなれたみたいだな」


「うん!」


父「良かったじゃないか、友達が出来て」






「違うよ!友達兼家族!」






 









 









その日、覇王家の遅めの夕飯は幸せで満ち溢れていた

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みつる - この作品めっちゃ好きです!内容も1つ1つの言葉選びもめっちゃ好きです!更新待ってます!! (5月29日 15時) (レス) id: 10bfa09e08 (このIDを非表示/違反報告)
あい* - めっちゃ好きです…内容もすごく良くて…もう…よかったです(語彙力) (2019年7月15日 12時) (レス) id: 65f8b55b72 (このIDを非表示/違反報告)
めんた - 更新待ってます!がんばってください!応援してます! (2018年10月20日 10時) (レス) id: ca9d716e46 (このIDを非表示/違反報告)
ウピル - 更新まってます!!! (2018年5月13日 17時) (レス) id: 2858bcd46b (このIDを非表示/違反報告)
龍雅 - 凄く面白いです、更新頑張ってください! (2018年1月31日 19時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狼桜 | 作成日時:2017年1月11日 16時

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