俺に拒否権をください 【国見英】

拒否権４ ページ4

いきなり胸倉を国見につかまれた



そして力一杯引っ張られる





抵抗など出来る隙などなくされるがまま



何をされるかと脳内が追いつく前に





俺の口に何かが当たる


そしてその一瞬をﾊﾟｼｬﾘと機械音がした





一体何が起きたの？



ゆっくりと離れるなにか





国見「…弱みゲット」




「…っ！」





目の前に出された一枚の写真



それは俺と国見がキスしている写真



きちんと俺の顔が見れるように撮られていた



キスするのは初めてで、ましてやファーストが同性



プライドが一瞬で崩れるのは言わなくても分かる





国見「次俺に喧嘩売ったらこればら撒くから」


「っ、お前にも不利なとこあるじゃん！？」


国見「お前からしてって迫られたって言えばみんな俺のこと信じるけど」




やらかした((



本当にやらかした





「っ、」


国見「それとも…ファーストだったり？」


「っ！」



耳元でそう囁かれた


もちろん本当のことなので何も言えない


顔が真っ赤になっているので国見もすぐ理解したであろう



似合わないほど黒い笑み浮かべてる




国見「お前の口割といいね。もしかしたら抱けるかも。」


「抱けっ！？」


国見「ま、俺を怒らせなければ関係ない話になるだろうけど。」




じゃあこれからよろしく、純粋くん



そう言って国見は出て行った


一気に力が抜けてその場に座り込む


キスされて、弱み握られて…



「俺これからどうすればいいの！！」






眼鏡返してよ！！((

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